2018年01月23日 (火)

今日のお題:西村玲さんの『近世仏教論』(法藏館、2018年1月)を頂戴する

西村玲『近世仏教論』.JPG
本日、西村玲さんの『近世仏教論』を落手。

おまとめにご尽力戴いた編集委員会のみなさまには、心より御礼申し上げます。本当にありがとうございます。

近世仏教論 - 法藏館書店
http://www.hozokanshop.com/Default.aspx?ISBN=978-4-8318-6247-1

2018年01月22日 (月)

今日のお題:桐原健真「宗教は一に帰すか:帰一協会の挑戦とその意義」、見城悌治編著『帰一協会の挑戦と渋沢栄一:グローバル時代の「普遍」をめざして』ミネルヴァ書房、2018年2月、13-33頁

帰一協会の挑戦と渋沢栄一.JPG遂に出ました。おめでとうございます。

帰一協会で一冊の論文集というのは、おそらく前人未踏の快挙ではないかと衷心よりお慶び申し上げる次第。

って、オマエも書いてるんじゃないかと言われればその通りなのですが、編集作業はとても大変であっただろうとお察し申し上げます。

惹句にはこんな感じで書いてあります。

「理想」の模索とその行方とは。 国際化が急速に進展した第一次世界大戦前後、 日本の知識人が集い、議論した「場」の実像。

大逆事件と一次大戦の狭間に始まるというのが何とも微妙というか絶妙の時期でございまして、このころの日本知識人の非常に複雑な状況をよく反映しているのは確かなのですが、複雑ですと言うだけではこれはお話にならないわけで、ほんと難しいお話に取り組んで戴き誠にもって有難い限りでございます。

目次
はしがき
序章 帰一協会とは何か
 第吃堯ゞ畭綟本における「宗教」/「道徳」と帰一協会
第一章 宗教は一に帰すか
第二章 宗教統一論と国民道徳
第三章 浮田和民の帰一理想と帰一協会
第四章 漢学から見た帰一協会
第五章 「精神界」の統一をめざして
コラム1 シドニー・L・ギューリック
コラム2 森村市左衛門
 第局堯.哀蹇璽丱覯修里覆の帰一協会
第六章 澤柳政太郎のアジア主義
第七章 成瀬仁蔵の帰一思想
第八章 初期帰一協会の国際交流活動と宗教的自由主義
第九章 「一等国」をめざす有識者グループの努力と限界
第一〇章 「帰一」というグローバル化と「信仰問題」 
コラム3 帰一協会に賛同した欧米の人士たち
コラム4 帰一協会例会で講演した人士たち
付録 帰一協会関連資料
人名・事項索引

帰一協会の挑戦と渋沢栄一 - ミネルヴァ書房 ―人文・法経・教育・心理・福祉などを刊行する出版社
http://www.minervashobo.co.jp/book/b333378.html

2017年12月08日 (金)

今日のお題:桐原健真「会沢正志斎と「水戸学」の系譜:幕末から戦後まで」、近代茨城地域史研究会編『近世近代移行期の歴史意識・思想・由緒』岩田書院、2017年、147〜172頁

会沢正志斎はなんでこんなに偏った研究しかないんだろうという問いに答える論文。とは言え、そもそもそういう問いの立て方自体どうなんだろうと思わなくもないですが。
会沢正志斎は、尊攘派の鎮激分裂や鎖国論の放棄(「時務策」1862〈文久2〉)といった晩年の言動のために、尊攘激派を「正論派」と呼ぶような文脈においては語り難い存在となった。しかし水戸行幸啓(1890)での祭粢料下賜や翌年の贈位は、会沢に一定の名誉回復をもたらした。だが東湖や激派の精神的な継承者を自任する水戸人士の多くにとって、会沢は明らかに傍流であった。

しかしこうした評価は、1920年代に大きく変化することとなる。すなわち旧来の国民道徳論的な水戸学とは異なる「新水戸学」が模索されるなか、「時務策」に代表される積極的な国家改造論者として会沢が想起され、そのイメージは「新しい国体論」が唱えられる1930年代にも引き継がれた。そして1940年代には、『新論』の著者である会沢は、高度国防国家の建設のためのイデオローグとして描かれ、ついに「水戸学の大成者」と称されるに至る。

かくて確立した「維新の経典」の著者にして「水戸学の大成者」としての会沢像は、戦後の後期水戸学研究の方向性をも規定した。すなわち、敗戦を経て、天皇制国家の支配原理の分析が求められた結果、その一つの源泉と考えられた会沢思想の研究が進められたが、その際に中心となったのは『新論』であり、彼の思想全体が検討されることは少なかったのである。

会沢は、その時代で様々に想起されてきた。だがそれは多くの場合、明治国家という結果から歴史を遡及しようとするものであった。それゆえ、国民国家の形成を無条件に結論とせず、その生きた時代や環境をふまえて会沢を再検討することが、いま求められている。

2017年11月20日 (月)

今日のお題:この門をくぐる者は…

今週になってたくさんポスターを頂戴し、まさにカオスになりかけている自室前。
IMG_0012.JPG
なかなか入るのに勇気がいる感じになって来ました。

2017年10月01日 (日)

今日のお題:佐々木寛司代表・共著『高等学校 日本史A 新訂版』清水書院、2017年

佐々木寛司代表・共著『高等学校 日本史A 新訂版』清水書院、2017年
http://www.shimizushoin.co.jp/tabid/89/pdid/301/Default.aspx

なんかついうっかり書き忘れていました。

基本的に近世後期あたりとあと文化史全般が担当範囲でございます。

一応、書誌情報的には共著ということになっております。多分文科省的な取り扱いのお話なのかなぁ。

2017年09月14日 (木)

今日のお題:桐原健真「三山と松陰」、奈良県立大学ユーラシア研究センター「谷三山研究会」、奈良市・奈良県立大学、2017年09月11日

1853年に松陰は、江戸に向けて諸国遊歴を続けていた。その際、大和周辺に3ヶ月ほど滞在している。そこで出会った大和五條の森田節斎や八木の谷三山に、松陰は強い影響をうけた。そしてまた、斎藤拙堂『海外異伝』(1850)をめぐる論争に巻き込まれ、彼自身も、学問とはいかにあるべきか、なにをなすべきかを問うていくこととなる。

2017年07月21日 (金)

今日のお題:桐原健真「明治150年を前に水戸学を問う」、奈良県立大学ユーラシア研究センター「近世・近代の思想研究会」、奈良市・奈良県立大学、2017年07月21日

「後期水戸学」の「理論的代表者」(丸山真男) や「後期水戸学の大成者」(植手通有)と言われる会沢正志斎についての語りについて、その生前から幕末維新を経て、近代そして戦後に至るまでの変遷を追ったもの。この作業を通して国体論と水戸学との硬直的な理解を再考した。

と、まぁ、書きましたが、あんまり奈良とかアジアとかが関係ないという問題点がございます。もう一山こしたところでつながるだろうなぁとは思うのですが、少々どうにもいけません。

2017年06月14日 (水)

今日のお題:秋田で天台宗に思いを馳せる

先日の学会帰りに通りかかった上野駅にて撮った一枚。

2017年06月04日:あきたとちぎ(上野駅).jpg

JR東日本が推しているのは、「あきたとちぎ」だそうです。

しかしながら、当方のアタマには、

「あきたとちぎ」

と言われて、どういう誤変換をしたのか、

「秋田と

ということばしか想起されませんでした。

秋田県と天台智とでなにをやろうというのでしょう。そもそも秋田県の天台宗寺院を不勉強なモノでよく存じ上げません。

天台宗 > 天台宗について > 寺院検索 > 都道府県:秋田県
http://www.tendai.or.jp/tera/kensaku.php?action=execute&title=&title_kana=&post_code=&pref=%E7%A7%8B%E7%94%B0%E7%9C%8C&address=&area=

なるほど、たしかに多くはないようで。

当方などは、山形県の記憶が強いせいで、東北には天台宗多いねぇとか思ったりしてたのですが、南東北の経験だけで東北全体を語ってはいけないのです。

なお、山形の天台宗と申しますとやはり山寺でございましょう。

宝珠山 立石寺
http://www.rissyakuji.jp/

円仁と申しますか、慈覚大師が開いたということでございますが、わざわざあの山奥までお越しになったのは、入唐求法よりも大変だったかもしれません。

いや、やっぱり入唐というか、離唐のほうがよほど大変だったよね。

2017年06月14日 (水)

今日のお題:三菱のDiamondcrysta RDT233WLMが壊れたよ

三菱のDiamondcrysta RDT233WLMが壊れました。



こりゃどうも困りましたね。

修理に出すべきか、背中開けて直してみたものかなぁと途方に暮れておりますと、別の型番で「電流が足りないんじゃないの」という情報があり、

ああ、そういうこともあるよねぇ

と差し直してみたところ、見事恢復。良かった良かった。

しかし、一応UPSもワット数的には足りてると思うんだけどなぁ。

2017年06月07日 (水)

今日のお題:いま、メディアを問う

このところ、国会なりなんなりでメディアのあり方について議論が喧しいところでございます。

しかしながら先日、メディアそのものの存在形態について根本的に考え直させる光景を目にしましたので、思わず写真を撮ってしまった次第。

2017年05月27日:記録メディア…か?.jpg

ただのコピー用紙売場だと思われた方は、是非、よくよくご覧頂きたいところ。

2017年05月27日:記録メディア…です.jpg

嗚嗟、たしかに紙は記録メディアでしたねぇ。

紙が作られて2000年ほどになりますが、なるほど紙はメディアのパイオニアであり、且つ第一線のメディアでございます。

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