2010年04月27日 (火)

今日のお題:広告掲載:桐原健真『吉田松陰の思想と行動――幕末日本における自他認識の転回』東北大学出版会、2009年

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『読売新聞』2010年4月27日朝刊(1面)に広告で掲載されました。
http://www.honya-town.co.jp/hst/HTNewspaperReview?isin=1&hiduke_rink=20100427

問題は、これが「哲学書特集」ということでしょうか。なんでも、紀元前399年の4月27日にソクラテスが没したそうで、これを記念して――ということだそうです。

プラトンやデカルト・カントのとなりに松陰がいるのは、なんとも申し訳ない感じもします。まぁ、刑死した理由に関して言えば、ソクラテスに負けないような気もしますが、やはりソクラテスの方が上かもしれません。

そういや、「歴史秘話ヒストリア」で、

先生、そりゃムチャです!?吉田松陰 人生体当たり?
http://www.nhk.or.jp/historia/backnumber/42.html

というのをやってました。箇々の事実は確かに間違いないので、文句はありません。と、いうかいろんな意味で良くできてます。

ちなみに、「龍馬伝」の松陰もすごかったです。

第6回「松陰はどこだ?」
https://pid.nhk.or.jp/netstera/specials/ryoma_100205/index.html

龍馬に会ったかどうかは知りませんが(非道い)、初対面の人間にあんなことを言いそうな人間ではあります。

2010年04月01日 (木)

今日のお題:桐原健真「河口慧海――求法の道の終着点」(小川原正道編『近代日本の仏教者』慶應義塾大学出版会、2010年04月、245?275頁)

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慶應義塾大学出版会 | 近代日本の仏教者 | 小川原正道
http://www.keio-up.co.jp/np/isbn/9784766417142/

序文  小川原正道

1 島地黙雷――インド体験と布教活動  小山聡子
2 松本白華――欧州・中国を見た人の沈黙  町泉寿郎
3 小栗栖香頂――中国体験と日本仏教の再発見  陳継東
4 北方心泉――中国体験と書の受容について  川邉雄大
5 南条文雄――そのインド体験の宗教的・思想的意義  小川原正道
6 釈宗演――その《インド体験》  山口輝臣
7 井上円了――教育に生き教育に死す  髙山秀嗣
8 河口慧海――求法の道の終着点  桐原健真
9 三島海雲――仏教・技術・社会貢献  塩瀬隆之・髙山秀嗣
10 堀至徳――二〇世紀初頭のインド熱  中島岳志
11 高楠順次郎――その思想形成におけるインド・ネパール体験  小川原正道
12 藤井日達――「西天〈インド〉開教」の体験  ランジャナ・ムコパディヤーヤ 

人名索引

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