2012年04月12日 (木)

今日のお題:トマス・ツィード著(桐原健真、オリオン・クラウタウ共訳)「米国オカルティズムと日本仏教─A・J・エドマンズと鈴木大拙、そしてトランスロカティヴな歴史叙述」、『年報日本思想史』11号、2012年、1-31頁

トマス・ツィード著(桐原健真、オリオン・クラウタウ共訳)「米国オカルティズムと日本仏教─A・J・エドマンズと鈴木大拙、そしてトランスロカティヴな歴史叙述」、『年報日本思想史』11号、2012年、1-31頁

かなり難渋しました。イヤ、本当に。一番苦労したのはクラウタウ氏なのですが。

近代日本でオカルティズムが異様に流行した世界史的背景について考えさせてくれます。ただ、なんでその後、あんなに一気に退潮したのかは、当方にもよく分かりません。ある程度、見通しは立っているのですが、もうちょっと確証が欲しいところではあります。

2009年11月30日 (月)

今日のお題:桐原健真・オリオン=クラウタウ共訳:澤田ジャニーン「幕末における宗教的対立――禅師今北洪川と儒者東澤瀉――」(『日本思想史研究』41号、2009年03月、138?158頁)

今年の3月に出たことになっている年末の翻訳論文。……毎年こんなこと言ってるな。

要旨

東アジアにおける儒教と仏教の関係は、対立と相互寛容の間で揺れ動き続けてきた。〔このなかで〕近世後期の日本では、仏教に対する儒者からの批判が次第に一般化かつ過激化していくこととなる。本稿は、近世後期の思想世界を特徴づけるこの儒仏間における対立の典型例として、臨済宗の禅僧・今北洪川の『禅海一瀾』やこの著作を契機として陽明学者・東澤瀉が提起した反駁について検討するものである。〔また〕この特殊な宗教的対立の事例における背景をより明らかにすべく、同時代の政治状況についても検討している。

2009年10月01日 (木)

今日のお題:桐原健真・オリオン=クラウタウ共訳:リチャード=ジャフィ「戦前日本における仏教的物質文化、〈インド趣味〉、および汎アジア仏教の形成」(東北大学文学部宗教学研究室『東北宗教学』4号、2008年12月31日、157?189頁)

$FILE1_l 去年の末に出たことになっている初冬の翻訳。
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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