今日のお題:近藤俊太郎先生より『近代の仏教思想と日本主義』(法藏館、2020年9月)をご恵贈賜る。
近藤俊太郎先生より『近代の仏教思想と日本主義』(法藏館、2020年9月)をご恵贈賜りました。誠にありがとうございます。
普通であれば、今度の日本近代仏教研究会において、確実に懇親会か二次会の肴になったであろうと思うと、このコロナ騒動を恨めしく思うわけであります。
近代の仏教思想と日本主義 | 石井 公成, 近藤 俊太郎, 名和 達宣 |本 | 通販 | Amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/483185560X/


なんとまぁ、荘重なカバーだろうと思うのですが、こちらは、真宗大谷派の出陣学徒壮行式をベースに用いているそうでございます。
【目次】
仏教思想と日本主義への入射角:序にかえて (近藤俊太郎)
【総論】日本主義と仏教 (石井公成)
第�吃堯/二臓�聖徳太子
真宗大谷派の教学と日本主義:曽我量深を基点として (名和達宣)
真宗本願寺派の教学と日本主義:梅原真隆を通して (内手弘太)
聖徳太子と日本主義:金子大榮を中心に (東 真行)
『原理日本』と聖徳太子:井上右近・黒上正一郎・蓑田胸喜を中心に (中島岳志)
民族主義の体系と形式:三井甲之とその門弟 (藤井祐介)
第�局堯‘�蓮・禅
日蓮主義と日本主義:田中智学における「日本による世界統一」というビジョンをめぐって(ユリア・ブレニナ)
日蓮主義と日本主義との衝突:日中戦争期における東亜連盟運動 (クリントン・ゴダール)
鈴木大拙『日本的霊性』再考:仏教を超える新「日本宗教」 (ステファン・グレイス)
臨済宗と「日本精神」:関精拙、古川堯道を中心に (大竹 晋)
禅・華厳と日本主義:市川白弦と紀平正美の比較分析を通じて (飯島孝良)
第�敬堯ゞ詰棔�修養・転向
本居宣長と日本主義:暁烏敏による思想解釈を通して (齋藤公太)
日本回帰の思想構造:亀井勝一郎の場合 (碧海寿広)
吉川英治と日本主義:修養する武蔵と親鸞 (大澤絢子)
日本主義の主体性と抗争:原理日本社・京都学派・日本神話派 (栗田英彦)
親鸞とマルクス主義:佐野学の思想経験を中心に (近藤俊太郎)
まとめと展望 (近藤俊太郎・名和達宣)
あとがき:課題としてのX (名和達宣)
執筆者紹介
「日本主義」と申しますのはよほど難しいものでございまして、正直、何を指しているのかが判然としない。「日本旨義」(by 志賀重昂)なんて、ヒトを戸惑わせることしか考えていないような発言をする人間もいるわけでありますから、なおさらであります。
無論、編者は、「本論集では、、日本主義の概念規定を必ずしも重視していない」(vi頁)と仰るのですから、そこにこだわってはいけないわけであります。と、もうしますか、そこにこだわるような思想研究・言説研究はもう要らないんじゃないのかと思う次第。
一昔前は、「キミの使っている○○主義ということばの意味がおかしい」とかいう「そもそも論」で結構お茶を濁すことが多かったように思いますが、「いやそれって、所詮定義じゃん、パラダイムシフトだよキミぃ」という話になって、「ソコジャナイ」感が共有されるようになっているかと思います。
同じようなお話しは、「国体論」においても同様でして、ホントに千差万別、色々な国体が存在しているのですが、これを何か枠をはめて議論しようとした時点で、とんでもないことになるというのは、先学の教えるところでございます。ありがとうございます、昆野さん。
当方の関心としては、仏教という日本に由来しない教説を、日本の枠のなかで語ろうとするというときに、どういう方法が用いられるのかというところであります。井上円了みたいに、吹っ飛んでしっまうというのは、みていてすがすがしいのですが、なかなかそうは参りませんで、皆さん様々に苦労を重ねてらっしゃる様子がうかがえて、非常に興味深いところではございます。
普通であれば、今度の日本近代仏教研究会において、確実に懇親会か二次会の肴になったであろうと思うと、このコロナ騒動を恨めしく思うわけであります。
近代の仏教思想と日本主義 | 石井 公成, 近藤 俊太郎, 名和 達宣 |本 | 通販 | Amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/483185560X/


なんとまぁ、荘重なカバーだろうと思うのですが、こちらは、真宗大谷派の出陣学徒壮行式をベースに用いているそうでございます。
【目次】
仏教思想と日本主義への入射角:序にかえて (近藤俊太郎)
【総論】日本主義と仏教 (石井公成)
第�吃堯/二臓�聖徳太子
真宗大谷派の教学と日本主義:曽我量深を基点として (名和達宣)
真宗本願寺派の教学と日本主義:梅原真隆を通して (内手弘太)
聖徳太子と日本主義:金子大榮を中心に (東 真行)
『原理日本』と聖徳太子:井上右近・黒上正一郎・蓑田胸喜を中心に (中島岳志)
民族主義の体系と形式:三井甲之とその門弟 (藤井祐介)
第�局堯‘�蓮・禅
日蓮主義と日本主義:田中智学における「日本による世界統一」というビジョンをめぐって(ユリア・ブレニナ)
日蓮主義と日本主義との衝突:日中戦争期における東亜連盟運動 (クリントン・ゴダール)
鈴木大拙『日本的霊性』再考:仏教を超える新「日本宗教」 (ステファン・グレイス)
臨済宗と「日本精神」:関精拙、古川堯道を中心に (大竹 晋)
禅・華厳と日本主義:市川白弦と紀平正美の比較分析を通じて (飯島孝良)
第�敬堯ゞ詰棔�修養・転向
本居宣長と日本主義:暁烏敏による思想解釈を通して (齋藤公太)
日本回帰の思想構造:亀井勝一郎の場合 (碧海寿広)
吉川英治と日本主義:修養する武蔵と親鸞 (大澤絢子)
日本主義の主体性と抗争:原理日本社・京都学派・日本神話派 (栗田英彦)
親鸞とマルクス主義:佐野学の思想経験を中心に (近藤俊太郎)
まとめと展望 (近藤俊太郎・名和達宣)
あとがき:課題としてのX (名和達宣)
執筆者紹介
「日本主義」と申しますのはよほど難しいものでございまして、正直、何を指しているのかが判然としない。「日本旨義」(by 志賀重昂)なんて、ヒトを戸惑わせることしか考えていないような発言をする人間もいるわけでありますから、なおさらであります。
無論、編者は、「本論集では、、日本主義の概念規定を必ずしも重視していない」(vi頁)と仰るのですから、そこにこだわってはいけないわけであります。と、もうしますか、そこにこだわるような思想研究・言説研究はもう要らないんじゃないのかと思う次第。
一昔前は、「キミの使っている○○主義ということばの意味がおかしい」とかいう「そもそも論」で結構お茶を濁すことが多かったように思いますが、「いやそれって、所詮定義じゃん、パラダイムシフトだよキミぃ」という話になって、「ソコジャナイ」感が共有されるようになっているかと思います。
同じようなお話しは、「国体論」においても同様でして、ホントに千差万別、色々な国体が存在しているのですが、これを何か枠をはめて議論しようとした時点で、とんでもないことになるというのは、先学の教えるところでございます。ありがとうございます、昆野さん。
当方の関心としては、仏教という日本に由来しない教説を、日本の枠のなかで語ろうとするというときに、どういう方法が用いられるのかというところであります。井上円了みたいに、吹っ飛んでしっまうというのは、みていてすがすがしいのですが、なかなかそうは参りませんで、皆さん様々に苦労を重ねてらっしゃる様子がうかがえて、非常に興味深いところではございます。

