2014年02月22日 (土)

今日のお題:桐原健真「「鎖国日本」言説と永久開国論:「第三の開国」をめぐって」(千代田区・都道府県会館、日本と東アジアの未来を考える委員会、2014年02月20日)

以前からの懸案であった1980年代以降の開国言説論をやってみました。

1980年代を「上から目線」の「譲歩的」な「開国論」と捉えてみたのですが、むしろ、「アメリカしか友達がいない必死感」の方が強かったんではないかというご指摘を戴き、確かにそうだったよなぁと、自分自身の記憶を思い出して見た次第。

まぁ、あの頃は、ホントにアメリカへのコンプレックスがエライ事になっていた時期ですからねぇ。

確認できたのは、「鎖国―開国」図式自体に敏感になるのは、当方の世代までかもしれないということで、学生さんには響かないかもしれません。でも、今、日本の社会を上の方で動かしているのは、敏感過ぎる時代を生きた世代なので、問題は当分引き継がれることになろうかと。


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