コミュニティ福祉学科の3つのポリシー(2018年度までの入学生)

コミュニティ福祉学科の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

コミュニティ福祉学科では、4年以上在学し、128単位以上を修得し、次の能力を備えた学生に卒業を認定し、学位を授与する。

(知識・技能)
  1. 豊かな人間性を支える教養を身につけている。

  2. 科学的な視点から人間を理解するための知識を身につけている。

  3. コミュニティにおける多様な生活問題を把握し、問題解決とコミュニティ形成を行うために必要な知識と技能を習得している。

(思考力・実践力)
  1. 人間の多様な側面を、「個人と環境」という複眼的な視点から、総合的、多角的に理解するための思考力を身につけている。

  2. ソーシャルウーマンに必要な倫理、知識、技能を統合し、問題解決とコミュニティ形成を行うことができる。

(コミュニケーション力)
  1. ソーシャルウーマンの観点から、福祉課題を抱えた人やコミュニティを的確に理解し、社会関係を形成して、福祉的支援とコミュニティ形成をおこなうことができる。

  2. 体験型学習・実践研修・実習を通じて、子ども・高齢者・障がいのある人とコミュニケーションをとり、生活や活動を支えることができる。

コミュニティ福祉学科の教育課程編成の方針(カリキュラム・ポリシー)

コミュニティ福祉学科では、以下の方針に基づき、教育課程を編成し実施する。

  1. 学生が豊かな人間性を支える教養を身につけるために全学共通のカリキュラムである「共通教育科目」(1~4年次、必修および選択30単位)を、学生が科学的に人間を理解するための基礎的な知識と方法を身につけるために学部共通のカリキュラムである「学部共通科目」(必修2単位、選択必修4単位)を設置して、教育をおこなう。

  2. 学生が人間科学の知識と生活者の視点に基づいて、コミュニティ形成を担っていく知識と実践力を身につけるよう、社会福祉領域の主要な科目として「学科基礎科目」(4科目、必修7単位)を開設し、専門的な知識・技術を学ぶ科目として「学科展開科目」(総数73科目)を開設する。その内容としては、ソーシャルウーマン実践科目(選択必修科目含む12科目)、社会そうぞう力を養う科目(10科目)、協働実現力を養う科目(11科目)、問題解決力を養う科目(11科目)、社会福祉専門力を養う科目(21科目)、ソーシャルワーカー実践科目(8科目)で構成する。加えて「演習科目」(4科目、1、3~4年次必修6単位)、4年次にソーシャルワーカー関連科目(3科目、合計6単位)もしくは「卒業論文」(6単位)の選択必修科目を設け、専門的な知識・技術を体系的に教育する。

  3. 学生が、他者の立場や意見を理解し、また自分の意見を発表してディスカッションを重ねることでコミュニケーション力を身につけるために、「人間科学基礎演習」(1年次、必修1単位)、「コミュニティ福祉基礎演習」(1年次、必修1単位)、「コミュニティ福祉演習 (1)」(3年次、必修2単位)、「コミュニティ福祉演習(2)」(4年次、必修2単位)を設置する。

  4. 学生が、コミュニティに存在する多様化・深刻化しつつある生活問題・福祉課題を把握し、人間科学的および学際的な視点・研究方法を用いて問題・課題解決を提案し、専門的で高度なコミュニケーション力を用いて福祉的支援とコミュニティ形成を実践できるように、「演習科目」および「学科展開科目」にある「ソーシャルウーマン実践科目」や「ソーシャルワーカー実践科目」などの演習・実習科目を設置する。

  5. 学生が、個人・集団・地域社会に対して専門的に働きかける能力を持てるよう、上述の演習・実習科目の他、学内外で展開される社会福祉の現場を体験する機会を設ける。具体的には、在学中にボランティア活動や現場見学などの体験を行うことで、コミュニティ形成に必要な思考力・実践力を身につけさせる。

コミュニティ福祉学科の入学者選抜の方針(アドミッション・ポリシー)

グローバリゼーションの下、少子高齢化や人口減少が進行し、地域のあり方、生活の仕方の転換が求められています。コミュニティ福祉学科では、これからの新しい生き方、地域づくりを担う「ソーシャルウーマン=社会に積極的に参加し、多様な地域住民とともに、すべての人々が幸せに暮らすことができる社会をつくる女性」を育成しています。このため、ボランティア活動、地域活動、社会貢献活動に関心が高い学生、さらに専門性の高いソーシャルワーカーをめざす意欲的な学生を求めます。

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