建学の精神・教育スローガン

建学の精神

アニー・ランドルフ、ロバート・E・マカルピンの写真
Anny P. E. Randolph
アニー・ランドルフ(1827-1902)

金城学院大学は福音主義のプロテスタント・キリスト教に基づき、女性に広く知識を授けるとともに、深く専門の学芸を教授研究し、もって真理と正義を愛し、世界の平和と人類の福祉に貢献する女性を養成することを目的とします。

金城学院大学は、1889年アメリカ人宣教師アニー・ランドルフが私費を投じ、私邸の中に設立した「女学専門冀望館」をルーツとしています。当時のわが国は女性の教育に対する社会的認識が低く、「女子に学問は無用」などと言われていました。そのような環境に負けず、ランドルフは名古屋の女性に知識、技能とともに聖書の教えに基づいて、感性、徳性なども重視した全人教育を施しました。女性の権利と責任、つまり女性が持てる力をしっかりと社会で発揮しなければいけないこと、世界の平和に貢献しなければいけないことを教えました。「金城」という校名は、ランドルフによって、黄金のごとく輝きて、城のごとく堅かれという意味で付けられました。

そして戦後間もない1949年、金城学院大学が設立されました。単科(英文学部英文学科)から始まった本学も、次第に教育の幅や奥行きを広げ、また2005年には本学初の理系学部となる薬学部が開設されるなど、今日では東海地区随一の女子総合大学となりましたが、建学の精神は脈々と受け継がれています。

金城学院大学は聖書の教えに基づいて、豊かな人間性と深い専門的学識をバランスよく兼ね備えた女性を送り出すことを目的としています。そして卒業生が21世紀社会の「地の塩」「世の光」となってくれることを、本学の祈りとしています。このため学問をする者の姿勢を表す言葉として「主を畏れることは知恵の初め」(箴言1章7節)を金城学院のスクールモットーと定め、大学がどういう学生を育成したいかを表す言葉として「強く、優しく。」を教育スローガンとしています。

金城学院のスクールモットー

主を畏れることは知恵の初め。(旧約聖書 箴言 第1章7節)

金城学院のスクールモットーは、旧約聖書の言葉です。「主を畏れる」の「主」とは、キリスト教では神を指し、「畏れる」とは、この世に命を与えられている存在(人間)としての分をわきまえ、へりくだることを意味しています。

「知恵の初め」の「知恵」とは、単に知識だけではなく、熟慮と慎重さをもって生きることへ導く賢さをも示しています。この知恵を得るために、私たちは生の真の意味と目的に目覚めなければならないでしょう。「初め」とは、そのような深い知恵を探求するすべての営みの出発点、基礎、原理を意味しています。

キリスト教主義に基づき、真理を探究する私たちの大学での教育と研究の活動は、すべてこのスクールモットーのもとに展開されています。

金城学院大学とキリスト教

十字架、聖書の写真

金城学院大学は、高等教育機関として深く学問研究を行うという点で、他の大学と異なるところはありません。しかし、本学は、学問の究極の目的はキリスト教的価値観を基盤とした精神の育成にあると信じ、知識や技術の習得は、学問の追求にとどまらず、広く世界への奉仕のためになされるべきだと考えている点において、他の大学と大きく異なります。

金城学院大学は、学生に人間存在をめぐる根源的問いかけの答えをさがすことを、また人生の精神面における洞察力を深めることを促しています。そして、学生一人ひとりが、神と人への愛を育て、世界を見渡せる広い視野を持ち社会に役立つ人間に育つよう教育しています。そして、これこそが金城学院大学の存在理由であり使命だと信じています。

学生は、在学中、知性を磨くとともに、魂を成長させることが期待され、また期待されることで、キリスト教精神によって究極の問題を追求できるようになり、理性と信念を持って自らの道徳的目標に到達することができるようになるでしょう。

キリスト教センター

キリスト教センターは、建学の精神に基づき、本学のキリスト教教育及び活動を推進するとともに、地域のキリスト教活動の推進に寄与することを目的としています。

キリスト教文化研究所

本研究所は、 広くキリスト教の宣教とキリスト教文化に関する学術研究・調査を行い、国内外の大学及び研究機関との交流を図り、学術文化の進展に寄与し、本学の教育と研究に資することを目的としています。

金城学院大学の教育スローガン

強く、優しく。

金城学院大学は、「主を畏れることは知恵の初め」という聖書の言葉をスクールモットーとしています。そして、具体的な教育の指針として「強く、優しく。」という言葉を教育スローガンとして掲げています。すなわち、強さと優しさを兼ね備えた女性の育成を目指しています。

「強さ」とは、社会において課題に直面したとき自ら考え対処することのできる「強さ」や、大学で実際に学んだ知識やスキルをしっかりと実社会で生かすことのできる「強さ」、また自分の意志をしっかり通すことができる「強さ」などであり、女性がこれらの「強さ」を持つことは現代社会の要請であると考えます。

「優しさ」とは、他人をいたわり思いやる「優しさ」であり、キリスト教精神の根幹を成すものでもあります。またひいては他者を認める「寛容さ」や「謙虚さ」と言うこともできます。これらの「優しさ」は品格として表れます。品格のある、優しい女性として学生を送り出したいと思っています。

校章・校歌

校章・校歌については、金城学院のホームページをご覧ください。