教育スローガン・存在意義

金城学院大学の教育スローガン

金城学院大学の教育の指針を示す言葉です。

金城学院大学の存在意義について

強く、優しく。

誰もが生まれ持つ「強さ」と「優しさ」。まず、その内なる力に気づくこと。そして、自分の強さ、優しさとは何かを探求し続け、その力を生かす「道」を見いだしていく。それが、金城学院大学の目指す全人教育の姿です。

金城学院大学の存在意義

金城学院大学が目指す社会の姿を示す言葉です。

金城学院大学の存在意義について

互いの尊厳を認め、互いを生かしあえる愛に基づく社会をつくる。

現代の社会には、対立や分断、格差が様々な形で存在していますが、その根本には、利己に由来する他者への無理解や無関心があります。しかし、イエス・キリストは、「あなたの隣人を愛しなさい」と説き、自分と同じようにまわりの人々に寄り添うことの大切さを示しています。さらに今、持続可能な社会のあり方が地球規模で模索されるなか、国境や文化を越えて、環境や人権の問題といった人類全体の課題に向き合うことが求められています。そうした諸問題を克服するものが、人間の誰もが持つ愛の力です。

金城学院大学では、自分自身の中にある強さと優しさを信じ、あらゆる「隣人」に関心を持ち、具体的な行動に移すことができる人を育成していくことを通して、様々な社会問題を克服し、持続可能な未来を目指します。

本学が設立された目的 ―建学の精神―

本学が設立された目的 -建学の精神-
Anny P. E. Randolph
アニー・ランドルフ(1827-1902)

福音主義キリスト教に基づく、女性への全人教育。

金城学院大学は福音主義のプロテスタント・キリスト教に基づき、女性に広く知識を授けるとともに、深く専門の学芸を教授研究し、もって真理と正義を愛し、世界の平和と人類の福祉に貢献する女性を養成することを目的とします。

金城学院大学は、1889年アメリカ人宣教師アニー・ランドルフが私費を投じ、私邸の中に設立した 「女学専門冀望館」をルーツとしています。当時のわが国は女性の教育に対する社会的認識が低く、「女子に学問は無用」などと言われていました。そのような環境に負けず、ランドルフは名古屋の女性に知識、技能とともに聖書の教えに基づいて、感性、徳性なども重視した全人教育を施しました。女性の権利と責任、つまり女性が持てる力をしっかりと社会で発揮しなければいけないこと、世界の平和に貢献しなければいけないことを教えました。「 金城」という校名は、ランドルフによって、黄金のごとく輝きて、城のごとく堅かれという意味で付けられました。

そして戦後間もない1949年、金城学院大学が設立されました。単科(英文学部英文学科)から始まった本学も、次第に教育の幅や奥行きを広げ、また2005年には本学初の理系学部 となる薬学部が開設されるなど、今日では東海地区随一の女子総合大学となりましたが、建学の精神は脈々と受け継がれています。

金城学院大学は聖書の教えに基づいて、豊かな人間性と深い専門的学識をバラン スよく兼ね備えた女性を送り出すことを目的としています。そして卒業生が21世紀社会の 「地の塩」「 世の光」となってくれることを、本学の祈りとしています。

このため学問をする者の姿勢を表す言葉として「主を畏れることは知恵の初め」(蔵言l章7節)を金城学院のスクールモットーと定め、大学がどういう学生を育成したいかを表す言葉として「強く、優しく。」を教育スローガンとしています。

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