現代子ども学科の3つのポリシー(2018年度までの入学生)

現代子ども学科の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

現代子ども学科では、4年以上在学し、128単位以上を修得し、次の能力を備えた学生に卒業を認定し、学位を授与する。

(知識・技能)
  1. 子どもの心と身体の発達に関する知識を身につけている。

  2. 幼児・初等・中等教育あるいは保育の内容および指導法を習得している。

  3. 教育者あるいは保育士として活躍できる専門的倫理、知識、技能を身につけている。

(思考力・実践力)
  1. 幅広い年齢の子どもを総合的・多角的に理解することができる。

  2. 子どもや家族が置かれている状況を踏まえつつ、保育や家族支援、教育のあり方について考えることができる。

  3. 専門的倫理、知識、技能を統合し、効果的な実践を行うことができる。

(コミュニケーション力)
  1. 他者の意見を尊重しつつ、自分の意見を表現することができる。

  2. 子どもの発達や特性に応じたコミュニケーションをとることができる。

  3. 教育あるいは保育活動に必要な協調性や協働力、指導力を身につけている。

現代子ども学科の教育課程編成の方針(カリキュラム・ポリシー)

現代子ども学科では、以下の方針に基づき、教育課程を編成し実施する。

  1. 学生が子ども、発達、教育、保育などに関する基礎的な知識を身につけるように、「学科基礎科目」(1~2年次、選択8単位)として「教育人間学」(2年次、選択2単位)「幼児教育学」(1年次、選択2単位)「生涯発達心理学概論」(1年次、選択2単位)「子ども発達援助論」(1年次、選択2単位)などを設置し、教育学、心理学、保育学などの入門と概論を教育するとともに、「学科展開科目」(1~4年次、選択49単位)を設置し、これらの分野の様々な発展的内容を教育する。一部プログラムでは、これを「演習科目」や「実習科目」においても行う。

  2. 学生が幼児・初等・中等教育あるいは保育の内容および指導法を習得するように、教育と発達の分野、こころの理解の分野、家族と福祉の分野、発達援助と健康の分野、保育の分野、芸術と文化の分野の「学科展開科目」や「資格関連科目」を設置し、子どもを総合的・多角的に理解する力を養い、専門的倫理、知識、技能を高める教育を行う。とくに芸術と文化の分野では、少人数指導や個別指導を行う。

  3. 学生が子どもの発達や特性に応じたコミュニケーション力ならびに協調性や協働力、指導力を養うように、また、教育あるいは保育の効果的な実践を行えるように、資格・免許に関する「実習科目」を設置し、事前・事後指導ならびに実習時の訪問指導を行う。一部プログラムでは、これを「学外教育実地演習」においても行い、学生の教育ボランティア活動を支援する。

  4. 学生が子どもや家族が置かれている社会状況を的確に捉える視点を身につけるとともに、保育や家族支援、教育のあり方について分析し考察する力、あるいは芸術・文化の分野での表現力を養うように、1年次の「人間科学基礎演習」(必修2単位)、2年次の「子ども学基礎演習」(必修1単位)、3年次の「現代子ども学演習(1)」(必修2単位)、4年次の「現代子ども学演習(2)」(必修2単位)を設置し、段階的系統的な演習ならびに指導を行う。

  5. 学生が他者理解をしつつ、自分の意見を表現することができるように、また学生が互いに学び合い、支え合う関係を築くことができるように、「演習科目」を通じて、プレゼンテーションやディスカッションの指導を行うとともに、意見交換やグループワークを重視した教育を行う。

現代子ども学科の入学者選抜の方針(アドミッション・ポリシー)

現代子ども学科では、子どもについての広い知識と深い洞察力を身につけ、多角的な見地から子どもの成長過程を保障、支援することのできる人材を育成しています。そのためには、高校で学習する科目において、幅広い知識をしっかり習得しておくことが必要です。また、課外活動において、保育、福祉その他色々な分野におけるボランティア等をできるだけ経験し、特に子どもに対する積極的なコミュニケーション態度を身につけている学生を求めます。

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