社会学専攻の3つのポリシー(2018年度までの入学生)

社会学専攻の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

前期課程

  1. (知識・技能)社会科学を中心において、学生が広範かつ深い知識、または高度な専門職業技能を身につけている。

  2. (思考力・実践力)社会科学を中心において、学生が研究対象に対する明確な分析・批判・実証的な解明を行う能力を身につけている。

  3. (コミュニケーション力)社会科学を中心において、自己の専門分野における幅広くかつ深い専門知識と技能を持ち、21世紀の社会において中核的な役割を果たすことのできる能力を身につけている。

後期課程

  1. (知識・技能)国際社会論、情報社会論または福祉社会論の領域において、学生が広範かつ深い知識を有し、主体的に研究課題を構想し、緻密な論考と実証により独創的な研究を進める能力を身につけている。

  2. (思考力・実践力)国際社会論、情報社会論または福祉社会論の領域において、学生が研究対象の学術的発展について深い知識をもち、自らが選択した研究課題について学術的に意義があり、独創性のある学位論文を作成する能力を身につけている。

  3. (コミュニケーション力)国際社会論、情報社会論または福祉社会論の領域において、学生が主体的、積極的に学会発表や学会誌への論文の投稿を行い、知見を効果的に発表する能力を身につけている。

社会学専攻の教育課程編成の方針(カリキュラム・ポリシー)

前期課程

  1. 現代社会における女性の抱える問題を考察する「社会学概論(1):現代社会と女性の生き方」(オムニバス科目)と、社会行為や社会関係の理論的考察を行う「社会学概論(2):社会学基礎理論」を設置し、さまざまな学部教育を受けた学生に共通の視点を与える。また、専門社会調査士の資格取得に必要な「社会調査演習:多変量解析演習」を設置している。

  2. 国際社会論の領域において、学生が研究対象に対する広範かつ深い専門的知識を持って独創的な研究を進めることができるように、経済開発と人間開発の諸問題について研究する「国際社会論特殊講義」、地域社会における市民活動の社会的意義について考察する「国際社会論演習」を設置し、講義と演習の両方により教育する。

  3. 情報社会論の領域において、学生が研究対象に対する広範かつ深い専門的知識を持って独創的な研究を進めることができるように、マスメディアや現代的なパーソナルメディアについて議論する「情報社会論特殊講義」、国内外の情報発信手法を多角的な視点から分析する「情報社会論演習」を設置し、講義と演習の両方により教育する。

  4. 福祉社会論の領域において、学生が研究対象に対する広範かつ深い専門的知識を持って独創的な研究を進めることができるように、社会福祉をフェミニズムの立場から考察する「福祉社会論特殊講義」、現代社会における社会福祉学と市民・ボランティアの位置づけについて議論する「福祉社会論演習」を設置し、講義と演習の両方により教育する。

後期課程

  1. 広範かつ深い専門的知識を持って独創的な研究を進めることができるように、国際社会研究の領域では、欧米社会論、比較文化論等、情報社会研究の領域では、コミュニケーション論、情報社会論等、社会福祉研究の領域では、中国の社会保障・福祉政策を日本と比較する比較福祉学、ジエンダー論等の「現代社会論特殊講義」によって教育する。

  2. 学術的に意義があり、独創性のある学位論文を作成することができるように、国際社会研究、情報社会研究、福祉社会研究の三分野にわたって「現代社会論演習」を設置し、演習形式により対話的に研究を進める。

  3. 研究成果を効果的、説得的に表明することができるように、学位論文の作成や学会発表論文作成の過程で、主指導教員及び副指導教員を置き、適切な指導を行う。

社会学専攻の入学者選抜の方針(アドミッション・ポリシー)

前期課程

グローバル化に関わる国際社会と日本の課題、現代におけるエイジングおよびケア、生きづらさ・暴力とジェンダーに関わる社会問題、情報やコミュニケーションの歴史的な展開およびその仕組みに関わる問題を、基本から応用まで取り組む研究者、職業人をめざす学生を求めています。

後期課程

国際社会論、情報社会論、福祉社会論の専門領域において、前期課程までに培われた幅広い知識と研究能力を、さらに自立的に高次元の研究課題に収斂、深化させ、高等教育機関等において研究者、教育者として活躍をめざす学生を求めています。

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