薬学科の3つのポリシー(2018年度までの入学生)

薬学科の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

薬学部薬学科では、6年以上在学し、187単位以上を修得し、次の能力を備えた学生に卒業を認定し、学位を授与する。

(知識・技能)
  1. 豊かな人間性を支える教養を身に付けている。

  2. 薬学の基礎科目、基幹科目さらに展開科目の履修を経て、薬学的問題に取り組む基礎能力を身に付けている。

  3. 薬学の実習及び演習の履修を経て、社会並びに医療現場で信頼される薬剤師になるための薬学的知識と技能を身に付けている。

(思考力・実践力)
  1. 科学的な知識と思考により、薬学を巡る諸問題を論理的に考えて解決を図ることができる。

(コミュニケーション力)
  1. 薬学全般を学ぶことで、科学的な基盤に立ちながら自らの考えを適切に表現し伝えることができる。

  2. 他者の立場や見解を理解し尊重したうえで、自らの意見を発信することができる。

薬学科の教育課程編成の方針(カリキュラム・ポリシー)

薬学部薬学科では、以下の方針に基づき、教育課程を編成し実施する。

  1. 学生が、良識を支える高い教養と豊かな人間性とを身に付けるように、全学共通のカリキュラムである「共通教育科目」(必修及び選択科目36単位)を通じて人文・社会・経済を含む幅広いサイエンスの知識、技能を教育する。

  2. 学生が薬学分野の専門知識を修得するように、1、2年次の必修科目(16単位)として「有機化学」、「薬品物理化学」、「機能形態学」、「生化学」、「薬学概論」、「環境科学」、「分析化学」などを「基礎科目」として設置している。さらに2年次から4年次の必修科目(31単位)として、「衛生化学」、「薬理学」、「製剤学」、「医療薬学」、「生薬学」などを「基幹科目」として設置して、薬剤師、薬学士としての学識の基礎となる知識を教育する。

  3. 学生が薬学分野の専門知識をより深め、あるいは専門知識をふまえてその周辺領域も含めた専門知識を修得してより高い学識を身に付けるように、2年次から6年次にかけて必修23単位、選択6単位の「展開科目」を設置して、薬剤師、薬学士として社会で幅広く活用できる応用的な知識を教育する。

  4. 学生が身に付けた専門知識を活用して実践できる基礎技能・態度を体得できるように、必修28単位の「実習科目」を設置し、2年次に「化学系実習」と「生物系実習」、3年次に「物理・分析系実習」、「衛生化学系実習」、「薬理系実習」、「薬剤・製剤系実習」、5年次に「実務実習」を行って、物質の取り扱い、試験法、検査法、薬剤師業務の基本を教育する。

  5. 学生が身に付けた知識・技能・態度をより実践的に活用した問題解決能力、多様な立場の人々のグループでのコミュニケーション能力を身に付けられるように、「演習科目」(必修41単位)を設置する。1年次には「基礎薬学演習」と「薬学PBL」を、また1年次から3年次にかけて「薬学セミナー(1)~(6)」を、3年次に「薬学計算演習」と「薬学TBL」を、さらに4年次に「薬学演習」、「薬学CBL」、「事前学習(1)」、「事前学習(2)」を、6年次に「薬学総合演習」を行って、様々な課題を通して問題発見・調査活動・論理的な思考・ディスカッション・プレゼンテーションの力を育成する。

  6. 学生が身に付けた専門知識・技能・コミュニケーション能力・問題解決能力をより実践的に運用する能力を高める目的で、必修10単位の「卒業研究」を設置し、実験研究や文献調査研究とそれらの成果発表を通じて薬学ジェネラリスト・薬剤師としての研究マインドを醸成する。

薬学科の入学者選抜の方針(アドミッション・ポリシー)

薬学部薬学科は、医療現場及び地域社会で信頼される薬剤師を育てる学科です。高校教育課程での理科科目の基礎力を有するとともに、新しい課題に対して工夫・改善を凝らしながら解決する意欲を持つ学生、コミュニケーション能力にすぐれ、思いやりと協調性を持ち、人のこころがわかる学生、高い学習意欲を持ち専門性の高い薬学ジェネラリストである薬剤師をめざす学生を求めます。

×