復活

復活

「マリアは墓の外に立って泣いていた。 ……天使たちが、『婦人よ、なぜ泣いているのか』と言うと、マリアは言った。『わたしの主が取り去られました。どこに置かれているのか、わたしには分かりません。』こう言いながら後ろを振り向くと、イエスの立っておられるのが見えた。しかし、それがイエスだとは分からなかった。イエスは言われた。『婦人よ、なぜ泣いているのか。だれを捜しているのか。』マリアは園丁だと思って言った。『あなたがあの方を運び去ったのでしたら、どこに置いたのか教えてください。わたしが、あの方を引き取ります。』イエスが、『マリア』と言われると、彼女は振り向いて、ヘブライ語で、『ラボニ』と言った。『先生』という意味である。」
(ヨハネ 20:11, 13-16)

この窓は「マリア」「ラボニ」の瞬間です。自分の後ろのイエスに気づかなかったマグダラのマリアに対して、イエスが「マリア」と呼ばれると、思わず振り向いた彼女は、右手を胸にあてて心の動揺を表しながら、左手を広げて「ラボニ」と叫び、イエスにすがろうとします。

そこでイエスは、右手で「わたしにすがりつくのはよしなさい」と命じ、左手で御自分の言葉を弟子たちに伝えさせ、目で天上と地上とを見、すぐ光の中に包まれて行きます。彼女は復活の最初の証人となりました。


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