まだちょっと暑いですが、植物はだんだん秋のものになってきてアケビも完熟してパカッと開き始めました。本学薬草園では今年はアケビがとっても不作で、例年だと山盛りになって貰い手に困るほどの実が成るのですが、今年は全部で十数個だけです。その大凶作の中だったのですが、なんと7つ子の実が!

右の写真で、左上が4月上旬に咲く花です。雌しべが6本前後あるのですが、普通はそのうちの1〜3本が成熟して実になります。左下のような双子のような状態がよく見る熟した実の姿。それが、1つの花の雌しべがほとんど実になって、しかも普通より多い7個!! 後ろに隠れてしまってわかりにくいですが、数字を振ってあるように7個です。 6個までは年に1組あるかないかくらいで見かけますが、この「7」はこちらの植物園の新記録でした。