薬学部 薬学科の黒崎博雅研究室が取り組んだ研究「Crystal Structures of Metallo-β-lactamase (IMP-1) and Its D120E Mutant in Complexes with Citrate and the Inhibitory Effect of the Benzyl Group in Citrate Mono-benzyl Ester」が2021年7月9日、アメリカ化学会発行の‘Journal of Medicinal Chemistry; インパクトファクター2020: 7.446’にオンライン掲載されました。

本研究では、金城学院大学薬学部、名古屋大学医学部、熊本大学環境安全センターと同大薬学部との共同研究を通して、抗菌薬であるβ-ラクタム薬を分解・不活化する本邦で発見された酵素「メタロ-β-ラクタマーゼ(IMP-1)」の結晶構造を決定しました。得られた三次元の構造情報を基に、メタロ-β-ラクタマーゼを阻害する新規物質の分子設計を提案しました。