2018年度 海外研修旅行 を実施しました

2018年8月28日~9月6日(10日間)の日程で、イタリアのベネチア~ミラノを訪れる 環境デザイン特別研修 を行いました。
参加した学生は1~4年生までの24名で、学科の教員1名と日本から同行していただいた添乗員さんが引率しました。
10月16日には、研修に参加した学生による報告会が開かれました。
以下、報告会での学生発表をもとに、研修内容を簡単にご紹介します。

8月28日、中部国際空港から、フランクフルトを経由してベネチア・マルコポーロ空港に到着しました。
今回は、ベネチアを中心に滞在し、専用バスでトレヴィゾ、ヴィチェンザ、ヴェローナを経由し、ミラノまでの行程でした。

ベネチア・ビエンナーレ国際建築展2018の開催に合わせたこの研修では、各国のパビリオンやアルセナーレ展示場、街に点在する展示を視察しました。ドイツ館、スイス館、他、ベネチア滞在中のフリータイムを利用して、多くの学生が、ほとんどのパビリオンを見学して回ったということです。

また、建築家 カルロ・スカルパ が手がけたオリベッティーショールーム、クェリーニ・スタンパーリア財団、ブリオン家の墓、カノ―ヴァ美術館、カステルヴェッキオの美術館などを視察しました。そのデザインの細かさとバランスを学生たちは肌で感じ、圧倒されていました。

ベローナでは、古代ローマ時代に造られた円形競技場(世界遺産)をそのまま劇場として使う野外オペラも鑑賞しました。普段、ほとんど雨の降らない土地であるにもかかわらず、珍しく大雨に見舞われましたが、野外オペラの鑑賞は、素晴らしい体験で、旅の良い思い出となりました。

ミラノでは、圧巻のドゥオーモに感激し、革新的な高層住宅ボスコ・ヴェルティカーレ(ステファノ・ボエリ)、シティーライフミラノ集合住宅(ザハ・ハディド)やタワーの現代建築に感動しました。あいにく、バカンス明けで多くのインテリアショップがお休みでしたが、カッシーナなどショールームを回ることもできました。

今回の研修では、本学非常勤講師の篠田先生にお忙しい中、ご同行いただきました。通常知りえないカルロ・スカルパの様々なエピソードや現地での通訳、最新情報などお手伝いいただき、充実した研修内容となりました。ありがとうございました。