薬学部 薬学科の6年生の鈴木真実さんが取り組んだ研究「Interleukin-31-Induces Itch-related Responses with Precursor Behaviors in Mice and Its Suppression by the Dopamine D2/D3 Receptor Agonist Ropinirole」がBiological and Pharmaceutical Bulletin(2026年)に掲載されました。

ヒトの「かゆみ」にはムズムズ感を伴うなど様々な種類が存在する。マウスにおいてもかゆみ反応(搔き動作)を生じる際に「前駆動作(身震いや毛づくろい)」を伴うもの、伴わないものがあることをこれまで報告してきました(Behavioural Pharmacology, 2026)。

さらに、本研究では、アトピー性皮膚炎のかゆみに関わる物質「IL-31」をマウスに投与したところ、前駆動作を伴う掻き動作が主に認められることを明らかにしました。

また、ムズムズ脚症候群の治療に用いられてきたドパミンD2/D3受容体作動薬ロピニロールが、前駆動作の有無にかかわらず両タイプのIL-31誘発の掻き動作を抑制することを見出しました。さらに、ロピニロールは、主に前駆動作を伴わないhistamine誘発の掻き動作も抑制することも見出しました。

これらの結果は、ロピニロールが多様なかゆみに有用である可能性を示唆しています。

論文はhttps://www.jstage.jst.go.jp/article/bpb/49/10/49_b26-00468/_articleからご覧いただけます。