本学生活環境学部の浅野友美准教授と、近畿大学生物理工学部の財津桂教授、愛知県警察本部科学捜査研究所の久恒一晃研究官、名古屋市衛生研究所の谷口賢研究員らの研究グループが、国際学術誌 “Archives of Toxicology” に研究成果を公表しました。

本研究では、青酸(シアン化物)中毒の生体指標として注目されている2-アミノチアゾリン-4-カルボン酸(ATCA)について、食事内容の違いが生成量に与える影響を検証しました。その結果、シアン化物投与後15分および30分における血清中ATCA濃度は、食事条件の違いによる影響を受けにくいことが明らかになりました。
さらに、血清メタボローム解析と情報科学的手法により、シアン化物の摂取を高精度に判別できる25種類の新たな代謝バイオマーカーを同定しました。本研究成果は、今後ヒトの解剖試料などでの実証を重ねることで、シアン化物が関係する犯罪捜査や死因究明など、法科学実務への活用が期待されます。

研究成果の詳細はNEWS RELEASEをご覧ください。