文学部 国際英語学科の相川裕亮准教授が共訳を務めた、グラント・ワッカー著『ビリー・グラハム――ひとりひとりの魂と向き合った伝道者』(新教出版社、2026年)が刊行されました。

本書は、戦後アメリカで最も影響力を持った福音派の指導者であり、世界的な伝道者として知られるビリー・グラハムの生涯を辿る最新の評伝です。グラハムのキリスト教指導者としての歩みだけでなく、ジョンソンやニクソンといった歴代大統領との蜜月関係も批判的に描かれています。また晩年の彼が党派政治と距離を取り、核廃絶運動や平和運動に関わったことも見事に描かれています。

福音派の思想と行動が現代アメリカの政治・社会情勢を読み解く鍵となっている今、その歴史を知るために本書はまさに必読の一冊と言えます。キリスト教史、宗教史、アメリカ政治史の研究者はもちろん、現代社会の動向に関心を持つすべての学生・市民の皆様に、ぜひ手に取っていただきたい大著です。