国際情報学部4年の岩本茉佑さん・井戸咲和伽さん・縣茉那さんらは、現在全国的に大きな環境汚染問題としてクローズアップされている、PFOSなどによる在日米軍基地水質環境汚染問題に、2023年から調査・研究に携わって来ました。この間に現地沖縄を訪れ、研究成果を沖縄の関連団体や情報文化学会で研究発表するなど、全国的にも先駆的な役割を果たして来ており、新聞・テレビなどでも度々取り上げられています。

今回、国際情報学4年・岩本茉佑さんは、これらの研究を卒業論文『日米地位協定及び環境補足協定による制約―在日米軍基地起因のPFAS汚染から考察―』として纏め、現地沖縄の関係者を訪れ卒業の報告と論文を贈呈しました。訪問先は、宜野湾ちゅら水会の照屋正史さん 、フジテレビ軍事特別解説員を務めた久場悟さん、ラジオ沖縄の小磯誠報道制作局長、沖縄テレビの川平菜奈子記者、ヒアリング調査に協力して頂いた那覇東ロータリークラブなどで、同学部の井戸さんと縣さんも同行し、長期間に渡る調査研究活動支援への感謝の気持ちを伝えました。

 沖縄テレビでは辺野古平和学習船転覆事故から一週間という事もあり、当日ニュース番組で特集、その企画から放送までの経緯を含めて、夕方の放送本番まで視察をする事が出来ました。

また、女性として報道現場で働く本橋亜希子報道部長、川平・喜屋武奈鶴記者からのキャリア形成に関するお話も伺う事が出来ました。そして、琉球新報の石井恭子記者から、岩本さんは今回の訪問について取材を受け、その際に研究成果である卒業論文を贈呈しています。石井記者からは以下のコメントを頂きました。
「沖縄と日本の歴史の相克にも耳傾け、学生であっても社会に出た後でも、個人の関心や学びを重ねて貰えたらありがたい。遠路訪れ、基地のあれこれを感じ、学ぼうとしてくれる姿に記者としても個人としても励まされました。沖縄で起きていることは一見特異なことのようですがさにあらず、皆さんの住む足元にも複雑多層の社会政治の諸課題があって、それらはシンクロしているのだろうと思います。私達は色々「自分とは誰か」「社会とは何か」というものを自問自答する、そして他者と話し合う、そんな生き物である事を思い続けよう、そんなことに改めて立ち返させてくれる皆さんの訪問でした」

また、今回はインカレ活動として東京や京都の大学の学生も参加し、総勢12名で普天間・嘉手納基地周辺、那覇市内の関係機関を訪れました。これらの活動は全国インカレ研究サークル「勝手にカツオゼミ」の活動で、これまで多くの卒論や学会発表・論文として成果が公表されると共に、2022年8月30日には沖縄キャンプフォスターに入り、PFOS問題について直接米軍に取材した際には、アメリカとフランスの新聞・通信社にも取り上げられ世界中に発信されています。過去多数の金城生も参加しており、この自主ゼミからは、マスコミ業界(時事通信・フジテレビ・東海テレビ・CBC・NHK)でアナウンサーや記者として活躍している人材を輩出しています。