筋肥大応答における骨格筋幹細胞TRPV2の役割を解明

薬学部 研究員のChen  Yanzhuさん(片野坂研究室)が中心となって取り組んだ研究「TRPV2 in muscle satellite cells is crucial for skeletal muscle remodeling」がNature系科学雑誌Cell Death and Disease(2025年)に掲載されました。

骨格筋は、運動などの力学的ストレスによって肥大し、ギプス固定や宇宙飛行などの徐負荷条件では萎縮することが知られています。これは、骨格筋に、力学的ストレスを感知するセンサーを介した肥大応答メカニズムが存在するためですが、そのしくみの詳細は未だ不明です。本論文では、骨格筋成熟細胞の脇にスタンバイしている幹細胞に発現する、力学的ストレスセンサーの候補分子TRPV2が、筋肥大や筋再生などの筋再構築に重要であることを明らかにしました。これらの研究は、超高齢化社会を迎えた我が国において問題となっているフレイルやサルコペニアに対して、新しい予防・治療ストラテジーの開発に役立ちます。

本研究は、大阪大学、岡山大学、中部大学との共同研究になります。
論文は以下から検索できます。
https://www.nature.com/articles/s41419-025-08242-3