金城学院大学(主として文学部日本語日本文化学科)では、学芸員資格を取得することができます。資格課程には、講義に加え、体験を通して美術館・博物館の仕事を学ぶ「博物館実習」という科目があります。
このたび、実習の一環として、金城学院史料館にて、資格課程を履修中の3年生が企画展「色彩と遊び」を開催しています(展示期間:2026年1月20日(火)まで)。展示されているのは、大学図書館の蔵書です。
企画メンバーは、栗田怜奈さん、佐藤佑奈さん、長谷川采香さん(日本語日本文化学科・舩田ゼミ)、林穂乃香さん(同学科・東ゼミ)、茶木香璃さん(外国語コミュニケーション学科)の5名です。ゼミや学科の枠を越えた混成チームとして協力し、展示解説やキャプションの作成、展示作業を行いました。
<リーダーを務めた茶木さんのコメント>
本展示「色彩と遊び」では、私たちの身近にある「遊び」を手がかりに、そこに込められてきた色彩表現に目を向けていきます。かるたや双六など、遊びに用いられる造形には、その時代の素材や技法、そして人々の美意識が反映されており、色は遊びの世界観を形づくる大切な要素となってきました。限られた色の中で工夫された配色や表現からは、当時の人々が色とどのように向き合い、楽しんできたのかを感じ取ることができます。
見どころの一つは、「かさねの色目」を扱った貴重な資料を大ケースで展示している点です。季節や自然の移ろいをもとに色を組み合わせてきた昔の人々の感覚を、資料を通してご覧いただけます。展示資料を通して、色と遊びが織りなす豊かな世界を、ぜひご体感ください。





