
2025年11月4日(火)、日本語教育プログラムの入門科目である「日本語教育入門」にセントラルジャパン日本語学校で日本語を教える柏谷涼介先生にご登壇いただきました。
柏谷先生は教育歴約24年の日本語教員で、現在はセントラルジャパン日本語学校の主任教員としてご活躍されています。また、大学での日本語教員養成や地域日本語教育支援、文化庁委託事業である日本語教育の参照枠モデルカリキュラム開発など、幅広い分野で日本語教育に携わっています。
今回の講義では、「日本語学校の仕事」をテーマに、ご自身の24年間のキャリアを時系列で振り返りながら、日本語教師という職業のリアルな姿をお話しいただきました。日本語教師になったきっかけから、初めての勤務校での経験、キャリアの転換期、そして現在の多様な活動まで、率直で親しみやすい語り口で学生たちに伝えてくださいました。
なかでも印象的だったのは、日本語教育における創造的な実践例です。柏谷先生は、芸術作品を組み合わせた授業を積極的に取り入れており、学習者が朗読ムービーやミュージックビデオを制作するなど、日本語学習を通じて創造性を発揮できる場を提供されています。
また、日本語教師の待遇や働き方についても具体的なデータを示しながらお話しいただき、学生たちが将来のキャリアを考える上で貴重な情報を得ることができました。