文学部日本語日本文化学科では、学芸員資格を取得することができます。資格課程には、講義だけでなく、体験を通じて美術館・博物館の仕事を学ぶ「博物館実習」という科目があります。このたび、実習の一環として、金城学院史料館にて、資格課程を履修中の日本語日本文化学科3年生が、さまざまな時代の玩具や遊戯をテーマにした「玩び(あそび)」と題する展覧会を企画しました。展示されているのは、大学図書館の蔵書です。
素敵なポスターを作ってくれた広報担当、白木伽林さん(龍澤ゼミ)が、展示を紹介します!

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私たちのグループでは、「玩び(あそび)」と題して、古典と近現代を比較しながら様々な遊びを紹介する展覧会を開催します。展示では、「人形遊び」「かるた」「ごっこ遊び」「今昔の遊び(輪回し・貝合わせ)」「双六」の五つの遊びを取り上げます。
中でも「双六」のコーナーでは、実際に江戸時代に楽しまれていた『新版都名所順参記廻双六』(図書館貴重資料)を展示しています。この双六には当時の京都の名所が数多く描かれており、皆さんがご存じの場所もきっと見つかると思うので、是非探してみてください。展示内容から解説パネル、ポスターに至るまで、充実した企画になるよう細部までこだわって準備を重ねてきたので、是非お越しください!

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リーダーの池戸美月さん(龍澤ゼミ)は「申請や連絡などの業務が多かったのですが、グループのメンバーが分担して支えてくれたのでやりきる事ができました。」と話しています。
展示の解説やキャプションも手作り。「見やすく分かりやすいものにするにはどうすれば良いかを考えるのは大変でしたが、楽しかったです。」(大場柚希さん/龍澤ゼミ)
「どうしたら作品の魅力をわかりやすく伝えることができるかを考えることが難しかったです。一つ一つの作品と向き合うことができてよかったです。」(加藤彩椰さん/藤田ゼミ)
藤田祐史先生にインタビューをして解説パネルを作った上野天寧さん(桐原ゼミ)は「先生に親身にお答えいただきました。インタビューコーナーをご覧になった後に改めて展示を見ていただくと、新たな発見があるかもしれません。」とのこと。


展示は2025年12月17日(水)まで開催しています。学生たちの力作をぜひご覧ください。