2025年8月23日(土)から9月3日(水)にかけて、日本語日本文化学科および外国語コミュニケーション学科の学生が、タイ・パヤップ大学における日本語教育実習に参加しました。

パヤップ大学はタイ北部チェンマイにある1974年設立のキリスト教系の私立総合大学で、タイ国内でも知名度の高い教育機関です。

実習生は初級・中級レベルのクラスで授業見学と登壇実習を経験し、伝聞表現や形容詞など、さまざまな文法項目を指導しました。パワーポイントやワークシートを自作し、クイズやペアワークなど学習者が主体的に参加できる活動を取り入れた授業を展開しました。

実習を通じて、学習者一人ひとりの反応を見ながら臨機応変に対応する力や、教材作成能力を培うことができました。また、タイの学習者の日本語学習への熱意や文化的背景を理解し、異文化交流の貴重な経験となりました。参加学生は今回の学びを将来のキャリアについて考える機会にしたり、多文化共生社会への貢献に活かそうと考えたりしたようです。

2025年度の「海外日本語教育実習」は国際交流基金の「令和7年度日本語パートナーズ派遣プログラム(大学連携インターン)」に採用されており、学生は低廉な費用で実習に参加することができました。

本学の日本語教育プログラムでは「海外日本語教育実習」のほか、名古屋市内の日本語学校で実習をする「国内日本語教育実習」も用意されています。「国内日本語教育実習」では、9名の学生が日本語学校2校に分かれて実習に参加します。