
国際情報学部 国際情報学科の大澤広暉先生が担当する授業「アニメーション技術」にて、アカデミー賞ノミネート・エミー賞受賞歴を持つハリウッドのアニメーション監督、ヘンリー・アンダーソン氏を特別講師としてお迎えしました。講義はオンラインで行われ、世界の第一線で活躍するクリエイターから直接学べる貴重な機会となりました。
アンダーソン監督は、自身がConsulting Directorを務め、ヒュー・ジャックマン(『グレイテスト・ショーマン』ほか)、ケイト・ウィンスレット(『タイタニック』ほか)が声の主演を務めた映画『マウス・タウン ロディとリタの大冒険』(2006)を題材に、キャラクターデザインの考え方や映画制作の裏側について詳しく解説。主人公ロディのデザインを例に、「他のキャラクターとのコントラストをつけることの重要性」や、「ストーリーを通してキャラクターの内面の変化を容姿で表現する手法」など、具体的かつ実践的な知見を紹介しました。

物語の終盤で成長したロディの容姿や表情が、映画の冒頭とはまったく異なる点に注目し、「ハリウッド映画では、こうしたビジュアルの変化を通じてキャラクターの成長を描くことが常に意識されている」と語りました。
講義の終盤では学生から英語での質問に対して、アンダーソン監督は丁寧に回答をしてくださいました。
国際的な視点に触れた学生たちにとって、非常に大きな刺激となる貴重な学びの時間となりました。