薬学部薬学科では6月21日（土）、｢フィブリノゲン製剤によるC型肝炎ウイルス感染による薬害肝炎｣に感染した経験をおもちの薬剤師である石瀬純子さんをお招きし、「薬害被害者からの声を聴く～薬害再発防止にむけて（薬害肝炎の事例から）」と題した講演会を開催しました。1年生対象の「基礎薬学演習B」（青柳 裕 担当）授業の一環で、当日146名の学生が参加しました。

石瀬さんは出産時に止血剤として血液凝固因子製剤「フィブリノゲン」を投与されたことが原因でC型肝炎ウイルスに感染しました。講演では、石瀬さんのC型肝炎発症状況、治療中のつらさなどをお話しいただくと共に、薬害被害者に対する差別や偏見、薬害防止活動についてもお話しいただきました。
最後に、薬害再発防止のためにどうすべきか、薬学生として真摯に考えていく必要性をメッセージという形で学生に届けていただきました。

金城学院大学薬学部では、プロフェッショナリズム教育の一環として、人の生命にかかわることの責務を認識し、6年間にわたって高い倫理観を身につけるためのプログラムを実施しています。

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