ヘルスコミュニケーションウィーク2024 in Yokohama
(左から伊藤准教授、松田講師、水野講師、阿部教授)

看護学部では、模擬患者参加型の実践的なコミュニケーション教育により、高度なコミュニケーションスキルを持つ看護師の育成に取り組んでいます。
また、阿部惠子教授の研究グループでは、看護基礎教育におけるコミュニケーション能力の向上に関連する共同研究を進めており、その研究成果をヘルスコミュニケーションウィーク2024 in Yokohamaで発表しました。
水野妙子講師は「看護基礎教育の初年次学生におけるコミュニケーション能力の主観的評価と客観的評価の比較」を口演発表し、優秀演題賞を受賞しました。
松田武美講師は「看護学生のコミュニケーション能力の変化 〜1年後の看護OSCEの結果から〜」をポスター発表しました。
研究にご協力いただきました学生の皆様に、心より感謝申し上げます。今後も、この研究成果を活かし、さらに効果的なコミュニケーション教育プログラムの開発や実施に努めてまいります。

ヘルスコミュニケーションウィーク2024 in Yokohamaは、コミュニケーションに関連する9つの分科会からなり、日本ヘルスコミュニケーション学関連学会機構が統括しています。今回、9つ目の学会として、日本看護コミュニケーション学会が設立され、看護学部の阿部恵子教授を大会長として、第1回日本看護コミュニケーション学会学術集会を開催しました。近年、看護師のコミュニケーション能力の低下が指摘されています。現在のコミュニケーション教育はスキル教育に重点が置かれており、コミュニケーションの本質である相互作用についての教育が重視されていないことが課題となっています。コミュニケーションの正しい理解及び、適切な教育方法の普及を目指して、本学会を設立するに至りました。ヘルスコミュニケーション学会という学際的な学術集会にて、多面的に情報交換を通して、看護職者のコミュニケーション能力の育成に貢献したいと思っています。今後ともよろしくお願いいたします。