2024年3月29日~31日に横浜で開催された日本薬学会 第144年会において、薬学部薬学科6年生(発表時5年生)の小野紗楓さんが学生優秀発表賞(ポスター発表審査対象演題1268件、受賞率20.4%)を受賞しました。

演題名と発表者および共同研究者
「肥満細胞の細胞内情報伝達系におけるABCA7の関与とサイトカイン・ケモカインの遊離との関連について」
○小野紗楓、山崎杏珠、磯村玲奈、佐藤光、川野智代、堂前純子、淺井遥、福石信之

この発表は、福石研究室のメンバーのうち小野紗楓さんが中心になり、同研究室の山崎杏珠さん(現6年生)、礒村玲奈さん(2024年3月卒業)、佐藤光さん(2024年3月卒業)、川野智代さん(現5年生)の各々の多くの実験結果を1つの研究成果としてまとめたものです。
本研究は、アレルギーの原因細胞である肥満細胞が炎症性物質を放出する過程について詳細に検討を加え、ABCA7というタンパク質が炎症性物質の放出を制御することを明らかにしたものです。この研究成果は、新たな抗アレルギー薬の開発につながる成果として注目されます。
(薬学部では、薬剤師受験資格を得られるのみならず、創薬研究に参加することが可能です。また、これら研究活動とその過程を通じて問題解決能力を身につけることで、社会のニーズに応える優秀な人材を育成しています。)