国際情報学部 ４年生の田畑有菜さんは同学部・磯野正典ゼミに所属し、これまで同局で毎週日曜日の16時30分から放送している「もう一度！金城生とゆるっといちさんぽ」のメインパーソナリティを担当し番組制作を行って来ました。今回は田畑さんが卒業研究として制作した「ゆいまーるラジオ～PFAS問題の今～」が3/24、31に同局で報道特別番組として放送される事になったものです。
磯野ゼミ・田畑有菜さんと鳩山社長この番組は、沖縄米軍基地に於ける軍事環境汚染問題をテーマに、二年間に渡って現地での取材を中心に制作されました。中でもアメリカ軍キャンプフォスターに入り行った基地駐在の軍人のみなさんとのパネルディスカッションや取材は、現地沖縄の琉球新報や、フランスの通信社ルモンドからも取材を受けた他、琉球新報ラジオにも出演するなど注目を集めました。
制作した田畑さんは「情報が簡単に手に入れられる時代だからこそ、現地に行かないと知る事が出来ない声や、画面越しでは伝える事の出来ない想いを番組にしました。その結果、取材協力して頂いた記者や住民の方々だけでなく多方面から反響があり、自身にとっても非常に学びになりました。また、最終目標である「世代問わず興味を持ってもらいたい」というものを達成に近づけるためエフエムいちのみやでも放送する事になり、鳩山社長への感謝はもちろんですが、番組に対してリスナーからどのような反応が返ってくるか今から楽しみです。」と話しています。
今回の番組について同局の鳩山佳江社長は「金城生による番組制作は2020年10月から「金城生とゆるっといちさんぽ」毎週日曜日の夕方（16時30分～16時45分）という番組で始まり2023年からは田畑さんが「もう一度!金城生とゆるっといちさんぽ」に継承した。金城生らしい感性で地元を精力的に取材している。また、報道番組は毎年年度末に放送され、これまでの制作番組は、いずれも力作ばかりだ。今回の田畑さんの作品は現地沖縄に取材内容をメインとし、PFASなどの問題をわかりやすく伝えている。是非とも多くのリスナーの皆さんに聞いて頂きたい番組である」と評価して頂きました。
田畑さんの所属する磯野ゼミのメンバーは、今回と同様に卒業研究で制作した番組を同局で毎年放送し、これまでに、東日本大震災に関する番組などゼミで学んだジャーナリズムと報道番組制作実習の成果を発表しています。また、同局以外でもNHK、CBC、東海テレビ、三重テレビ、ラジオ沖縄、エフエム名護、でも番組制作や出演するなど、マスメディア研究の成果を実践活動を通じて発信しています。
エフエムいちのみや本社
沖縄県名護市辺野古で仏ルモンド・フィリップ記者から取材を受ける田畑さんと磯野ゼミ生
