金城学院史料館では、大学図書館の蔵書を活用し、文学部日本語日本文化学科の学生が企画展を開催しています。学芸員資格取得を目指す3年生が、博物館実習の一環として、展示の企画立案から、解説・キャプション等の作成、展示作業まで全て自分たちで行います。

現在開催中の「ときめきメイクアップ」展(12月18日まで)の企画グループで広報を担当した石川由季さん(古典コース3年生)が、展示を紹介します。

以下、石川さんからのコメントです。 
私たちのグループでは「ときめきメイクアップ」と題した展覧会を企画しました。江戸時代の女性の化粧・髪型をテーマとした展示で、特に、江戸時代の『都風俗化粧伝』(金城学院大学図書館蔵)などの古典籍を紹介しつつ、江戸時代の化粧と現代の化粧の比較に力を入れました。江戸時代の女性の流行、美的感覚なども感じていただけたら嬉しいです。今回の企画グループは、日本語日本文化学科古典コースの二つのゼミ(舩田ゼミ・龍澤ゼミ)のメンバーで構成されています。リーダーの田中愛結美さんは、「みんなに仕事をどう割り振ればいいか、ということに悩み、苦労しました。」と振り返ります。準備には時間がかかり、大変でしたが、最後はゼミの垣根も越えてみんなで協力できました。森本優紀音さん作成の、江戸時代の女性のヘアメイクを解説するパネルのほか、横井由奈さんが考案した「顔はめパネル」、メイクの解説動画(石川作成)など、展示内容を楽しんで頂く工夫もしました。是非御覧下さい!》