大学図書館の職員が、大学図書館学生ボランティア・リリアンの活動について、6月24日にオンラインにて開催された私立大学図書館協会西地区部会研究会にて事例報告を行いました。

「大学図書館とSDGs」というテーマの元、大学図書館学生ボランティアのリリアンが取り組んできた活動について、東海地区の大学図書館を代表して発表を行いました。

発表した内容は、以下の3つです。
1)公共図書館とのコラボ企画
2)絵本を届ける運動
3)ふるほん募金

1)の公共図書館とのコラボ企画は、SDGsをテーマにしたPOPコンテストに大学図書館のボランティア学生が審査委員として参加した事例、2)は大学祭模擬店で販売した古本の売り上げ金にて絵本を購入し、シャンティ国際ボランティア会を通して発展途上国へ届ける運動、3)は古本を介した寄付金にて学生の読書用の新たな本を購入する取り組みです。

SDGsに関連するリリアンと公共図書館とのコラボ企画については、本学の教員が出版した科学絵本を題材として、公共図書館利用者の小学生を対象とした水のふしぎを体験する講座などにも取り組んでまいりました。
今回発表した公共図書館とのコラボ企画の事例では、POP見本作成のためにSDGsに関する本を選書する中で、学生達自身がSDGsについてより深く知るきっかけとなりました。

大学祭模擬店の売り上げで絵本を途上国に送る運動は、2013年に開始し、現在までに138冊の絵本を届けています。ふるほん募金は、2018年度開始とまだ日は浅いですが、学内だけでなく卒業生からのご協力も得ることにより息の長い活動にしていく予定です。

また、大学図書館ではSDGsの17項目に関する図書を常設展示する書架を新設し、国連広報センターとSDGsを合言葉にゆるやかにつながる図書館の一員にも加わりました。
国連広報センターのブログはこちら 

これからも、「本を通して」をキーワードに、持続可能な活動を展開していきます。