今年度の「中国近現代社会研究」では、近現代の台湾社会について講義を行っています。

6月14日の講義では、大阪大学レーザー科学研究所特任研究員の岡野翔太(葉翔太)さんをゲストにお招きし、ご自身の台湾とのつながりと現代台湾についてお話を伺いました。

岡野翔太さんは台湾人のお父様と日本人のお母さまの間に生まれた方です。
岡野翔太さんが、大学院に進学し、現在研究されている「理由」から、中華同文学校、そして現在の台湾社会についてもお話しくださいました。
台湾との繋がりと台湾や中国ルーツを持ちながら海外で暮らす人びとのアイデンティティについてのお話を伺いました。岡野さんだからこそ感じる、苦悩についてもご共有頂きました。

「日本人」、「台湾人」そして「〇〇人」という言葉について考えさせられる講義でした。
学生からは、中華学校の人脈の広さに感心する声もあれば、教育、差別、在日、外国ルーツに関する質問がありました。私たちは話を伺うことで、授業で学んできたことを改めて考える時間が得られました。