守山区社会福祉協議会「MORIYAMAライ麦プロジェクト」では、地域で栽培されたライ麦を活用し、世代や障がいの有無を超えて持続可能な社会への願いを込めたプロジェクトを推進しています。
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この活動の1つとして、ヒンメリという北欧の藁細工の制作を通して、地域と人とのつながりが生み出されています。人間科学部多元心理学科加藤ゼミでは、2022年4月より学生たちと一緒にこのヒンメリ制作に参加し、完成したヒンメリを学内の子育て支援施設KIDSセンターに寄贈する取り組みをはじめました。5月にヒンメリをKIDSセンターに寄贈し、KIDSセンターの玄関で来館する親子を出迎えています。
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加藤ゼミでは、子育て支援やアートセラピーの実際を体験的に学んでいます。ゼミの中では、KIDSセンターでの見学実習を通して子どもの成長や発達について学び、心理学の視点から子育て支援にどのような貢献ができるかを学生たちと一緒に考えています。また、絵画や造形などのアートセラピーの技法を実際に体験し、その心理的効果について研究しています。

ヒンメリ制作は、ゼミで学んできたアートセラピー体験と通じるところが大きく、学生たちも自らが楽しみながら制作に取り組むことができました。また、自分たちの作った作品がKIDSセンターを訪れる親子の癒しになることは、学生たちにとって喜びとなりました。ライ麦という媒体を通じて、ゼミで学んできた子育て支援とアートセラピーがつながり、さらにそれが地域貢献にもつながることを強く実感することができました。

今後も季節に合わせたヒンメリ作品を制作し、子どもたちに届けていきたいと思います。