生活環境学部 生活マネジメント学科4年 古寺浩教授ゼミの吉田光里さんが執筆した論文が、第37回ACAP消費者問題に関する「わたしの提言」の最優秀賞 内閣府特命担当大臣賞に選ばれ、2022年1月25日(火)東京にて表彰されました。吉田さんは、学科の下級生を束ねて大学で使うテキストを中心に教科書リユース活動を展開しましたが、その個人的な動機、教科書利用の現状に関する独自調査、教科書リユース活動の手法や成果・課題、SDGsの目標に照らした評価と考察を【持続可能な社会へ捧げる学びのバトン~「教科書リユース」の実施で、質の高い教育をみんなに~】と題した論文にまとめて応募しました。

吉田さんの論文は、審査委員長より「強い問題意識と実行力で提案内容を着実に実践しており、先行調査から企画実行に至るプロセスの綿密さなどプロジェクト自体の完成度の高さが際立っている。また、大学やメディアも巻き込んでいる点は提案内容の普及・促進という点で大変有意義であり、共感を得た。」とのご高評をいただき、応募全85作品の中から最優秀賞 内閣府特命担当大臣賞に選ばれました。

吉田さんは、「このたびは、名誉ある賞をいただき光栄に思います。教科書リユースは、学業に欠かせない教科書の扱い方に対して違和感を覚えたことがきっかけです。一学生として持続可能な社会の実現に当事者意識をもって取り組んできた成果が、このような形でご評価いただけたこと大変嬉しく思います。また、この活動は自身で企画したものの、多くの方々のご協力によって成り立っております。活動を承認してくださった所属学科の先生方、活動の趣旨に賛同して支えてくれた後輩、快く教科書を寄付してくれた学生の皆様のおかげであると実感しております。活動に携わるすべての皆様に感謝するともに、今後リユースの輪が更に広がるよう引き続き努めてまいります。」との言葉をACAPに宛てて送り、受賞に対するお礼の気持ちを表しました。

公益財団法人消費者関連専門家会議(ACAP)ホームページ「ACAP消費者問題に関する「わたしの提言」」

公益財団法人消費者関連専門家会議(ACAP)からのニュースリリース