聖書版画の作者紹介

版画家 渡辺禎雄

1913年
  • 東京生まれ。
1941年
  • 染色工芸家芹沢銈介氏を師事。「型染版画」に取り組む。
    「型染」とは染色技法のひとつで、型紙を布地にあて、その上に特殊な糊を置き、色差しをすることをいう。渡辺氏は型染を布だけではなく和紙にも応用できることを知り、染色技法を駆使し今日の芸術的な位置にまで引き上げた。
1947年
  • 型染版画「ルツ物語」で、第1回日本民芸館賞受賞。1948年に国画賞受賞。
1956年
  • 「うづらを捕る少女」で、日本板画院学芸賞を受賞。
1969年
  • 国画会会員となる。
  • 国内、海外での多くの個展を開催する。
1996年
  • 召天

作品

渡辺氏の作品は、国立近代美術館をはじめ、ニューヨーク近代美術館、シカゴ美術館、ボストン美術館、シドニー美術館等に所蔵されている。

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