薬用植物園の植物:冬

アブラナ

アブラナ

科名
アブラナ科
学名
Brassica campestris L. subsp. napus J.C.
生薬名
菜種油(なたねあぶら)
薬用部位
種子からえた油
主要成分
脂肪酸
作用
用途
軟膏基剤、食用

12月末ごろから冬中花が咲き続けます。種子から採った菜種油が軟膏などの原料として用いられます。アブラナ科の花の特徴である花弁が4枚で十字型の花に注目!

クチナシ

クチナシ

科名
アカネ科
学名
Gardenia jasminoides Ellis
生薬名
山梔子(さんしし)
薬用部位
果実
主要成分
イリドイド配糖体、crocin
作用
利胆、駆瘀血
用途
黄色色素、漢方(加味逍遥散、茵陳蒿湯)

花が梅雨の季節に咲き(写真右)、年の瀬に果実が黄赤色に色づきます。果実は血行の改善や炎症を抑える目的で漢方薬に配合されます。果実の色素成分であるクロシンは食品の黄色色素のとしても用いられますが、このクロシンはサフランの色素と化合物です。

ビワ

ビワ

科名
バラ科
学名
Eriobotrya japonica Lindley
生薬名
枇杷葉(びわよう)
薬用部位
主要成分
作用
用途
浴剤、漢方(辛夷清肺湯)

葉のうぶ毛をよく洗い流して乾燥させ、浴剤やお茶として利用します。果実(写真右)は6月ごろ食べごろになりますが、花期は年末から1月にかけてです。サクラやウメと同じバラ科の植物で、花弁の付き方もよく似ています。

薬用植物園の植物

×