未来の働き方アカデミー 金城学院 with womenwill
未来の働き方アカデミー 金城学院 with womenwill

女性の力に注目が集まる現代。金城学院大学では、学生が卒業後にいきいきと社会で活躍できるようさまざまなキャリア支援を行っています。今回その一環として私たちは、Google Womenwillの活動趣旨に賛同し、未来の働き方を考えるイベントを開催しました。イベントでは、講師によるセミナーのあと、女性がより働きやすくなるためのアイデアを学生たちが考えるグループワークを実施。これからの働き方を考えることは、自分の将来を考えること。未来に真剣に向き合う学生たちの様子をお伝えします。

Google Womenwill とは
テクノロジーにより、
働く女性が直面する課題の解決をめざす、
Google のアジア太平洋地域全体の取り組みです。

セミナーレポート

テクノロジーとアイデアで、働き方の可能性を広げる。

Google Womenwill 岸田 明理さん
Google Womenwill
岸田 明理さん

Google Womenwill が、女性の職場復帰を後押しするプロジェクト「#HappyBackToWork」と、テクノロジーを活用して新しい働き方に挑戦している企業の様子について動画を交えてご紹介いただきました。「#HappyBackToWork」では、働くママとその周囲の人々(上司・同僚・夫)が働きやすくなるアイデアを募集。取り組みに賛同する1,100ものサポーター企業/個人がそのアイデアを実践しています。また、テクノロジーを活用して在宅勤務や仕事の効率化に挑戦した企業の紹介では、スケジューラーやクラウドシステムなど、身近なテクノロジーで働き方を変えられることが発見できました。

「好き」の気持ちを大切に、未来を考える。

イラストレーター 金 良要さん
イラストレーター
金 良要さん

絵を描くことは好きだったものの、「イラストレーターになるなんて思っていなかった」という金さん。大学で履修したキャリア形成の授業をきっかけに、「人に何か伝える仕事がしたい」と思うように。そこで就職活動では、マスコミ業界に幅広く挑戦。その中で、人を楽しませる仕事がしたい、作家になりたいという思いが強くなったことが、現在のキャリアにつながっています。自分が好きなことは何か、という気持ちを軸に、就活やその後のキャリアを自分の力で切り開いていく姿勢の大切さを伝えてくださいました。

Aチームのテーマ

産休 Thank You!
産休・育休後の復帰をしやすく!

産休・育休後に職場復帰をしても、子どもの体調不良などで早退したりすることが多くなる働くママ。そんな時、同僚に負い目を感じてモチベーションが下がってしまうのではと考えました。
そんな課題を改善するために、私たちは産休・育休の「休み前」「休み中」「休み後」に分けて支援するアイデアを考案。「休み前」には、休み中の計画や仕事を共有することで、休み中のフォロー体制を固め、同僚の負担を軽減します。「休み中」は、社員との交流会を行い、仕事の状況を共有。「休み後」には、産休・育休経験者から育児アドバイス会を設け、仕事と育児の両立への不安を減らします。「休み前」から「休み後」まで、トータルにサポートすることで、職場復帰しやすい環境を作り、働くママのモチベーションの低下を防ぎます。

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Aチームのテーマ

使い方は自分次第。
週に3時間、自由な時間を!

まず、チームで話し合ったのは、自分で時間の使い方を考え、決めることの難しさ。働き出してから、仕事と子育てを両立させたり、自分の時間を確保するために、スケジューリングを上手くできるか不安という意見があがりました。そこで「プライベート時間の確保」を目的に生まれたアイデアが「週に数時間、自由時間を設ける」というものです。
このアイデアのポイントは、時間の配分、使い方は自由、ということ。例えば、週に3時間自由時間があれば、お父さんがいつもより3時間早く帰って、子どもを迎えに行く日をつくったり、1日1時間を3日に分けて趣味の時間に使うこともできます。また、会社は、社員がいつ自由時間を使ったか、ICカードによって管理。役職が上がるごとに、自由時間を増やしていくなど、その後のアイデアの運営についても議論しました。

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Bチームのテーマ

「毎朝のプチニュース発表」で、
社内の雰囲気を変える。

女性が出産後も働き続けたい、と考えた時に大切なのは、やっぱり周りの理解。そこで、周りの理解を得るには、どんなことをしたらいいんだろうと話し合いました。そこからまとめたのが3つのアイデア。一つ目は、「毎朝のプチニュース発表」。働くママが、最近の家庭の出来事を毎朝発表し、子育ての大変さなどを社内で共有します。二つ目は、子どもと触れ合う場をつくること。職場参観などを開催して“職場も家庭もひとつのチーム”という意識を社員の中に育みます。三つ目は、「月3のわがまま」。「女性特有の体調不良の日に在宅ワークをしたい」など、全社員が月に3つ、何かわがままを実行できるというものです。日頃から自分の希望を口に出しやすい雰囲気にすることで、産休・育休を取りたいと思った時にも言いやすい心持ちになるのではないかと考えました。

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Cチームのテーマ

復職後も、職場のコミュニティに
スムーズに戻れるように!

私たちが考えた課題は、産休・育休後に復帰した時、会社のコミュニティに戻れるか漠然とした不安を感じる、ということ。
この不安を少しでも取り除くために考えたアイデアが、産休・育休中にも参加できる社員同士の食事会と、復職後に夫や子どもも一緒に参加できる行事をつくること。食事会は、ただ企画するだけでなく、日頃から参加しやすい雰囲気づくりをしておくことが大切だと思います。また、休み中も社内のメンバーと交流し、関係を保っておくことで、復帰後もスムーズなコミュニケーションができると考えました。復帰後に家族で参加できる行事については、お花見や夏祭りなど季節に合わせたものにして、年間を通して楽しめるように工夫。また、妊婦さんや小さなお子さんも安心して参加できるものにしようという意見が出ました。

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Dチームのテーマ

掲示板で仕事量を見える化!
「ママ」を意識しない環境に。

私たちが選んだ課題は、「ママであることを意識しなくてもいい環境づくり」です。働くママが、子育てを理由に仕事を疎かにしたくない、と頑張っていても、時短で早く帰る時に周りの視線を気にしたり、子どもがいることを理由に任される仕事に制限がかかったりと、「ママであること」で、職場でつらい思いをすることがあるのではないかと思ったからです。
そこで考えたのが、社員の仕事量がわかる掲示板。だれがどれくらい仕事をしているのかを表示し、社内で共有。例えば、働くママが在宅ワークをした場合でも、どれくらい働いているのか、周りも知ることができます。また、周囲の社員が働くママのサポートをした時も、掲示板で表示し、社内で評価する体制を整えます。働くママもその他の社員も平等に評価することで、「ママ」を意識しない環境をめざします。

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Eチームのテーマ

独身・既婚・育児中の社員。
それぞれ合わせたサポートを。

女性社員と言っても、その立場はさまざま。独身・既婚・育児中の社員など状況が違えば、考え方や価値観も異なります。その中で円滑に仕事を進めていくには、立場の違う女性社員同士の人間関係が大切だと考えました。
そこで育児中の社員とそうでない女性に分けてアイデアを提案。一つ目は、子どもがいない社員でも休日を取りやすい環境にすること。産休・育休で仕事を休む社員に合わせ、そうでない社員にも取得しやすい休日があってもいいのではないかと思いました。二つ目は、育児中の社員とそうでない社員が本音で話せる場をつくること。お互いに思っていることを話し合うことで、認識のズレを埋め、良い関係を築いていきます。三つ目は、育児中の社員が先輩ママ社員からアドバイスがもらえるランチ会。育児の相談を通して、新たなコミュニケーションが生まれることを目的としています。

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Fチームのテーマ

ペットと一緒に出勤OK!
働きやすさを大切に。

私たちが課題として考えたのは、働きやすさについて。子育てと仕事の両立も大きな課題ですが、誰もが結婚して子どもがいるわけではありません。そう考えると、何よりも働きやすさが大切だと思い、そのためのアイデアをまとめました。
一つ目は、「ペットと一緒」。ペットと一緒に出勤してもOKというものです。働いているからペットが飼えない、ペットを家においていくのが心配という不安を解消。また、大切なペットと一緒にいることでモチベーションがアップすることも狙います。二つ目は、「2アワーハピネス」。就業時間中に2時間の自由時間をつくり、自分の時間を充実させます。三つ目は、女性特有の体調不良への気遣い。女性の間でも個人差があるものなので、思いやりの気持ちを持って、お互い気遣うことが働きやすさにつながるのではないかと考えました。

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Gチームのテーマ

周辺企業で協力して保育園設立!
育児を近くに感じる職場に。

子どもを預ける場所が少なかったり、職場の近くになかったり、子育てと仕事を両立する環境はまだまだ整っていません。「働くママの負担を軽くしたい」と私たちが考えたアイデアは、近くの会社同士が協力して、保育園を建てること。会社の近くに保育園があることで、子どもが体調不良の時にもすぐに駆けつけることができます。また、親が外出中の場合は、代わりに同僚が様子を見に行くなど、育児の様子を把握しやすくなるので、周囲もサポートしやすくなります。さらに、働くママ同士のつながりを保育園で持つこともできます。同じ境遇のママ友ができ、育児と仕事を両立するための情報交換なども可能です。
また、保育園に関連して、「育児の負担が偏らないように、両親それぞれの職場近くの保育園どちらにも預けられるようにしてはどうか」など、議論を深めました。

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Hチームのテーマ

社員の家族は会社の家族。
「家族会議」を会社で!

チーム内で「結婚しても、出産しても、仕事を続けたい」という意見が多かった私たちが、その状況を想像した時に出た課題が「自分の自由な時間がない」ということ。子育てをしながらでも、仕事も、自分の好きなことも思い切りやりたいと考えた時、そのための時間がないのでは?と思いました。
そこで、会社で時間をつくりやすい制度を考えてもらうために、まず、会社に各家庭の状況を知ってもらうことが大切だと考えました。「社員の家族は会社の家族」をスローガンに、会社で家族のことを発表する「家族会議」を開いたり、家族同士での食事会を開催し、社員間でお互いの家族について理解を深めます。会社に、社員の家族のことを理解してもらうことが、より働きやすい環境が整っていくことにつながればいいなと考えました。

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Iチームのテーマ

育休をシフト制にして、
父親の子育て参加を促進!

私たちが着目した課題は、「父親の育児休暇促進」。まだまだ今の社会では、父親の育休の取得が少ないと感じたことと、父親の育休取得が働く母親の助けにも繋がると考え、この課題を選択しました。
アイデアとして考えたのは、父親の育休取得アップのための取り組みを企業が積極的に行うこと。例えば、育休を1年間まとめて取るのではなく、シフト制にして週に何日か取るようにしたり、定時の時間をずらして早く帰ることができる日を増やすなど、取得の仕方をフレキシブルに。育休中には、父親が育児や家事を担うことで、母親の負担を減らしたり、家族揃って出かける時間をつくったりします。また、育休と聞くと固いイメージを持つ人もいると思い、より人生が豊かになるという前向きな意味を込めて「Happy Life制度」という名前で浸透させていけたらいいなと考えました。

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Kチームのテーマ

職場復帰後も、子どもと
会える時間をつくる!

私たちのグループの議論の中で多く出てきた意見が、「仕事とプライベートとの両立が難しい」というもの。特に、子どもとの時間をどう確保するかです。育休中、長時間子どもと一緒に過ごすことができたのに対し、復職した途端、急に子どもと過ごす時間が少なくなってしまうのは、母親としては不安に感じるのではないかと思いました。
そこで考えたのが、勤務時間中に子どもに気軽に会いに行ける時間や雰囲気をつくる、というアイデア。会社に託児所がある前提にはなりますが、このアイデアを実現することで、母親の「子どもとの時間も大切にしたい」という思いも、「仕事も責任を持って頑張りたい」という思いも叶えることができます。また、同じ職場で働くママと情報を共有することもでき、仕事と育児の両立に役立てるのではないかと考えました。

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Lチームのテーマ

育休が出るたび、
他の社員に特典を!

私たちが取り組んだ課題は、「育休が取りたい」と言いづらいこと。会社に迷惑をかけられないと思ったり、周りの社員のことを気にして、言いにくい空気があるのではと思いました。
そこで考えたのが、このアイデア。育休を取得する社員が出るたびに、他の社員が臨時休暇などの特典を受け取ることができます。例えば、独身の社員には3泊4日の「バカンス休」や、既婚の社員には家族との時間を作れる「午後休5日分」、他にも社員本人の好きなものをプレゼントするなど。もちろん、社員が数ある特典の中から好きなものを選べます。特典が付くことで、育休を取得する社員と周りの社員の間にWin-Winの関係を築き、快く育休に送り出してもらえる環境ができれば良いなと考えました。

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参加者Voice

  • 小さなことから、働き方は変わる。

    Google Womenwill の岸田さんのセミナーには、働き方に関して多くの発見がありました。例えば、働き方を変えるために、“働き方のカルチャーを変える”こと。子育てをする社員が時短勤務で早く帰る時に言いがちな「すみません、お先に失礼します」の「すみません」をなくすというものです。早く帰ることを申し訳なく思う、思わせてしまう風土を変えていくことが、働き方を変えることに繋がっていきます。女性の働き方を変えるというのは、制度を整えたり、大変なことだと思っていましたが、些細なことから始められるものなんだと、学びました。

  • 将来の働き方に、希望がわきました。

    私は、出産しても子育てをしながら在宅ワークで働きたいと考えていましたが、周りからそんな仕事はあるわけないと言われていました。しかし、今回のセミナーで、実際に在宅ワークを活用した新しい働き方を試みている企業の存在を知り、自分の将来に希望を持つことができました。また、その他の企業の実例やグループワークでさまざまな意見を聞いて、働き方がどんどん多様化しているなと感じました。今まで誰かがやってきた働き方に固執せず、新しい女性の働き方を自分なりにもっと考えていきたいと思いました。

  • 育児が、未来の働き方を多様化させる。

    他チームのプレゼンで、育児と仕事の両立に関して、育休についてだけでなく、育児そのものを応援するアイデアがあり、素敵な考え方だなと思いました。イベントに参加する前の私は、育児はキャリアを積んでいく中での「壁」だと考えていましが、今回のイベントを通して、逆に育児は働き方を多様化させるきっかけになるのではないかと思うように。家庭の状況が変わるその時その時に合わせた働き方を提案することで、「女性の働き方」という枠組みだけでなく、社会全体の働き方の改善に繋がっていくのではないかと感じました。

  • 自分自身を見つめ、広い視野で社会へ。

    私が特に印象に残っているのは、「好き」という気持ちを軸にして就職活動をやり抜いた果てに、イラストレーターになった金さんのお話。本当に自分が好きなこと、やりたいことは何なのかを見つめ、自分自身のことを知ることが、自分らしいキャリアを実現するために大切なんだと感じました。また、他チームの発表を聞いて、働くことに対して自分の視野がまだまだ狭いことに気づきました。イベントで学んだことをこれからの就職活動やその先のキャリアに活かしていけるように、今後もさらに考えを深めていきたいです。

Google womenwill について、
さらに詳しく知りたい方はこちら。

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