金城学院大学は、名古屋市内にある他の大学にはない素晴らしい自然環境に恵まれています。大学キャンパス内の自然林はもちろん、大学校地東側にある八竜湿地には、東海丘陵要素植物群といわれる世界で東海地方だけにしかない貴重な植物も分布しています。
 2009年、金城学院は創立120周年、金城学院大学は設立60周年を迎えました。これを機会に、大学キャンパスを今一度見直して、この素晴らしい自然環境を適切に管理することによって、いっそう快適な環境にしようと考えています。
 このような活動は、単に大学の環境整備という問題にとどまりません。今、世界中で取り組みが行なわれている地球温暖化や生物多様性の消失の問題にも深くかかわっています。私たちが大学キャンパスの中で考え活動することが、地球の環境問題に取り組むきっかけにもなります。そのために、学生にもこの活動への参加を呼びかけ、学生が自分の問題として環境問題に取り組んで行きたいと考えています。
 そのような発想から、学生ガイドによるキャンパス案内など、地域の方々への働きかけも計画しています。学生たちとともにインターネットを利用した自然ガイドシステムを構築して、誰もが自然を詳しく知ることができるような仕組みを作ることも計画しています。また、有志の教職員を含めて、かつて私たちの身の回りで当たり前に行われていた、炭焼きやシイタケ栽培など、里山ならではの活動を行い、これを大学教育の中に生かしつつ、地域の方々との交流の場にしたいとも考えています。
 さらに、このような活動をきっかけに、大学食堂の建物を利用した太陽光発電装置の設置、屋上緑化の実施など、学生が環境問題を直接体験でできる施設を整備し、学生が、そして地域の皆さんが、金城学院大学のキャンパスから地球環境問題をのぞき見ることのできるような場を提供したいと考えています。