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2014年度学位記授与式を挙行しました。

 卒業生の皆さん、本日はご卒業本当におめでとうございます。心からお喜びを申し上げます。ここに文学研究科、人間生活学研究科、文学部、生活環境学部、現代文化学部、人間科学部、薬学部を合わせて1,159名の方々をお迎えし、学位記授与式を挙行できますことを心から嬉しく思っております。
 本日は、卒業する学生の皆さんだけではなく、父母会の会長様をはじめ役員の方々、さらにみどり野会の会長様もともにここに集まってくださっています。また、会場にはご父母の皆様や卒業生の関係者の方々も参列して下さっております。ありがとうございます。
 さて、卒業式は、大学での生活を思い起こすよい機会でもあります。初めて金城学院大学に足を踏み入れた日の感激、新鮮だった大学での講義、礼拝堂での厳粛な礼拝、新しく得られた友人たち、そしてまた、皆さんは礼拝堂および二つの講義棟の新築という喜ばしい時に立ち会うこともできたのです。これらのすべてが皆さんにとって、良い思い出となることでしょう。
 ひるがえって、日本全体に目を移せば、皆さんが学生生活を送ったこの数年間は、日本にとって激動の時代でありました。特に、2011年3月11日の東日本大震災は被災地の人々や建築物に大きな被害を与えただけでなく、生き残った人々の人生をも変えてしまいました。しかし、この悲劇の中で被災された人々がみせた静かな強さとお互いを思いやる優しさは、海外の人々さえ感動させました。金城学院大学の教育スローガンは、「強く、優しく。」です。たとえ、時と所は変わるとしても同じように実行したいものです。

 さて今日、卒業される皆さん達の進路は様々でしょう。ただ、一般社会における仕事というものは、面白く楽しいことばかりではないことは皆さんもお分かりだと思います。毎日が平凡に過ぎていくように感じられることがあるかもしれません。しかしながら、それらの日々を神様による鍛錬の時期と考えることができます。ここで注意するべきなのは、聖書は鍛錬が苦痛であるとはいっていないことです。ただ、喜ばしいものではないと言っています。ですからこれが鍛錬であることが見逃されてしまうのです。実際、若い日々の仕事で鍛錬にあたらないことなどありません。神様が与えてくださった大事な鍛錬の時期であると悟った人には、本日、司式者に読んでいただいた聖句に書かれているように、「後になるとそれで鍛え上げられた人々に、義という平和に満ちた実を結ばせるのです。」ですから、神を信頼して真っ直ぐに歩いて行ってください。必ず、神はあなた方に義の実を結ばせてくださいます。
 神様の教えは金城学院大学という器を通して皆様のもとに届けられました。卒業生の皆さんは金城学院大学で学んだことを大切にしながら実社会で活躍していかれることと思います。そのような中で、辛い試練に会うこともあるでしょう。そんな時、いつでも母校を訪ねてきてください。私たちは、あなた方一人ひとりをいつでも受け入れます。私たちに相談し、金城学院大学の魂に触れることによって元気を取り戻し、再び実社会に帰っていってください。私たちはいつでも待っています。
 卒業する皆さん方のこの門出をお祝いします。また、本学の教育へのご理解とご協力を惜しまれなかった父母会とみどり野会に改めて感謝申し上げます。最後に、皆様のご多幸をお祈りし、式辞といたします。

金城学院大学長  奥村 隆平