HOME > 最新情報一覧 > 2013年度学位記授与式を挙行しました。
INFORMATION

2013年度学位記授与式を挙行しました。

 卒業生の皆さん、本日はご卒業本当におめでとうございます。心からお喜びを申し上げます。ここに文学研究科、人間生活学研究科、文学部、生活環境学部、現代文化学部、人間科学部、薬学部を合わせて1,276名の方々をお迎えし、学位記授与式を挙行できますことを心から嬉しく思っております。本日は、卒業する学生の皆さんだけではなく、父母会の会長様をはじめ役員の方々、さらにみどり野会の会長様もご臨席下さっています。また、会場にはご父母の皆様や学生の関係者の方々も参列して下さっております。ありがとうございます。

 さて、卒業式は、大学での生活を思い起こすよい機会でもあります。振り返ってみれば、皆さんが学生生活を送ったこの数年間は、日本にとって激動の時代でありました。特に、2011年3月11日の東日本大震災では、多くの方々がお亡くなりになっただけでなく、被災地の人々や建築物に大きな被害を与えました。そして、生き残った人々の人生をも変えてしまいました。3年後の現在においても、復興状況は思わしくなく、まだ、仮設住宅で暮らしておられる方が沢山おられます。私たちは被災地と被災者のことを忘れてはならないし、それぞれの仕方で援助を続けていくべきでしょう。
 また、大学内に目を転じれば、2013年の春から大規模キャンパス・リニューアル工事が始まりました。卒業生の皆さんは最終学年にあたるこの1年間、大型のトラックが行き交う道路を通学されました。ご不便をおかけしたと思います。幸いにも工事は順調に進行し、この4月からエラ・ヒューストン記念礼拝堂とN2棟の使用が始まります。皆さんの在学中には間に合いませんでしたが、卒業生としてともに喜んでいただきたいと思います。
さて、卒業される皆さん方の進路は様々でしょう。しかしすべての人について言えることですが、社会のどのような場面においても、金城学院大学の卒業生としての誇りを持っていただきたいということです。イエス・キリストは、「あなた方は地の塩である。(マタイ 5:13)」と教えています。塩は物質の腐敗をとどめる性質を持っています。地の塩とは、人の心の腐敗を止めるようなよい行いをする人を指しているのでしょう。そのような行いは時には勇気の要ることです。
「降る雪や 明治は遠くなりにけり」などの俳句で知られる俳人、中村草田男はクリスチャンでもありましたが、次のような句を読んでいます。

『勇気こそ 地の塩なれや 梅真白』

 勇気ある地の塩としての生き方が、梅の気高い白さで表現されています。この季節、梅の花を見ることがありましたら思い出していただきたい句です。
卒業生の皆さんは、これから巣立っていく実社会において、辛い試練に会うこともあるでしょう。そんな時、いつでも母校を訪ねてください。私たちは、あなた方一人ひとりをいつでも受け入れます。私たちに相談し、金城学院大学の魂に触れることによって元気を取り戻し、再び実社会に帰っていってください。私たちはいつでも待っています。そして、その時は、リニューアルされたキャンパスと再開する機会にもなるわけです。
 卒業する皆さん方のこの門出をお祝いします。また、本学の教育へのご理解とご協力を惜しまれなかった父母会とみどり野会に改めて感謝申し上げます。最後に、皆様のご多幸をお祈りし、式辞といたします。



金城学院大学長  奥村 隆平