「SIM2030」は、1つのテーブルに座った6名それぞれがくじ引きなどにより架空都市の部長に就任し、2030年までにシナリオとして課せられたさまざまな社会問題や財政問題に対応するロールプレイング型シミュレーションゲームです。

6名は対話を通して、各部局から提案される新規事業を吟味したり、その代わりに廃止すべき事業について考えながら予算案を作成します。作り上げた予算案は、議会の承認を得なければなりません。今回は、隣のテーブルのメンバーが議員を演じ、予算案に対して厳しい質問を投げかけ、それに対して答弁するというやり取りが繰り返されました。

「SIM2030」では、ゲーム終了までお互いの職業・身分は明かさないというルールがあります。生活マネジメント学科から参加した学生の多くは公務員志望の子たちでしたが、各テーブルでの議論や議会とのやり取りはかなりハードだったようです。それもそのはず、ゲーム終了後に名刺をいただくと、そのほとんどが地方公共団体の職員の方々でした。ゲームを終えてほっとした集合写真です。良い学びと出会いの機会であったと思います。