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2016年度学位記授与式を挙行しました。

卒業生の皆さん、本日はご卒業本当におめでとうございます。心からお喜びを申し上げます。ここに文学研究科、人間生活学研究科、文学部、生活環境学部、国際情報学部、現代文化学部国際社会学科および情報文化学科、人間科学部そして薬学部を合わせて1,176名の方々をお迎えし、学位記授与式を挙行できますことを心から嬉しく思っております。

本日は、卒業する学生の皆さんだけではなく、父母会の会長様をはじめ役員の方々、さらにみどり野会の会長様もともにここに集まってくださっています。また、会場にはご父母の皆様や卒業生の関係者の方々も参列して下さっております。ありがとうございます。

卒業式は、大学での生活を思い起こすよい機会でもあります。初めて金城学院大学に足を踏み入れた日の感激、新鮮だった大学での講義、礼拝堂での厳粛な礼拝、新しく得られた友人たち、そしてまた、皆さんは新築された快適なキャンパス環境で勉学することができました。これらのすべてが皆さんにとって、良い思い出となることでしょう。

日本全体に目を移せば、この数年間は、日本にとって激動の時代でありました。特に、2011年3月11日の東日本大震災は被災地の人々や建築物に大きな被害を与えただけでなく、生き残った人々の人生をも変えてしまいました。しかし、この悲劇の中で被災された人々が見せた静かな強さとお互いを思いやる優しさは、海外の人々さえ感動させました。金城学院大学の教育スローガンは、「強く、優しく。」です。強さは自分に対する厳しさ、優しさは周りの人に対する思いやりです。たとえ、時と所は変わるとしても、同じように実行したいものです。

ひるがえって、国際社会を見れば、アメリカのトランプ新大統領の「アメリカ・ファースト」という言葉に代表されるように、自国中心主義、貿易保護主義、また外国に対する排外主義が力を得つつあります。このような動きについては、どのように考えるべきでしょうか。

金城学院の建学の精神の第3の柱は、国際理解の教育です。建学の精神をまとめあげた、第5代理事長近藤武一は、この精神について次のような優れたコメントを付しています。「これは人類はすべて神によってつくられた同胞であり、その基本的人権はお互いに重んじ合わなければいけないという考えと、たとえそれぞれの国の体制がちがっていても、すべての国民、民族が平和的共存が可能であるという理念が前提にあります。事実にもとづいて正しい国際理解を深めることによって、戦争の一原因である偏狭な攻撃的なナショナリズムに人々が陥ることを防ぎ、世界平和に寄与する人を育成することが目的であります。」言いかえれば、正しい国際理解が平和をつくりだす礎になることを信じて国際理解の教育が重視されているのです。

皆さん、神様の教えは金城学院大学という器を通して皆さんのもとに届けられました。
卒業生の皆さんは金城学院大学で学んだことを大切にしながら実社会で活躍していかれることと思います。
そして、時には、皆さんが巣立っていったこの美しいキャンパスを忘れずに、再び訪ねてみてください。恩師に会いに来てください。きっと歓迎されるはずです。

卒業する皆さん方のこの門出をお祝いします。また、本学の教育へのご理解とご協力を惜しまれなかった父母会とみどり野会に改めて感謝申し上げます。
最後に、皆様のご多幸をお祈りし、式辞といたします。


金城学院大学長  奥村 隆平