2014年09月27日 (土)

今日のお題:単行本における共著とはなにか?

毎年この時期になりますと、業績書などを書かないといけませんで、当方のような忘れっぽい人間には、少々難儀なことでございます。そういやこんなの書いたよねぇ、というのをこのwebサイトで知るわけですから、よほどなものであります。

で、いつも思うのは、「共著」の取り扱いであります。

人文系で論文の共著というのは、ないわけでもないのですが、あまりないのでそれはいいのです(なんだこの日本語)。問題は、単行本の場合でございます。

当方の感覚では、単行本の共著者であると名乗れるのは、自分が企画したか、編著者である場合だと考えていたのですが、世間的には論文集の一本を書いたり、あるいは記事を二つ三つ書いた場合でも共著と名乗られている方もおられるようで。

やはりそちらの方が一般的なのかしらと思い、自分の業績の書き方を見直そうかと思ったのですが――そうすると著書に書けるものが多くなるので、嬉しいのです――ちょっと調べたら、やはり適当では無いようで、一瞬で企画が終了いたしました
研究業績書の記載方法
(2) 上記(1)の2〜5では、書名、総頁数、刊行年月、発行箇所を明記する。共著・共編・共訳等の場合は、書名のあとにその旨を明記し、あわせて共著者名等を列記する(記入例を参照)。
※ここでの共著・共編・共訳等とは、表紙・奥付に氏名が明記されている業績に限る。たとえば、奥付の付近におかれた「執筆者紹介」等での氏名記載は、奥付に明記された氏名とは見なされない
※複数人の論文を集成した単行本に収載されている論文は、上記(1)の 6論文として扱う。すなわち、2著書〈共著〉・15分担執筆のいずれとも見なさない

早稲田大学文化構想学部「研究業績書の記載方法」より
http://flas.waseda.jp/gslas/wp-content/uploads/sites/5/2013/02/gyoseki.pdf

あ〜、これは分かりやすいことこの上ない。

っていうか、奥付の著作権表示に名前がなければ書誌情報での検索もできないわけですから、共著でございますとは言えないってことですな。

あれ? 大丈夫かな、自分。

2014年09月02日 (火)

今日のお題:ひさしぶりに

久しぶりに風邪を引きました

今度は、子供からうつされたので、諦めもつくというもの。

とはいえ、すっかりと不義理をしている締切もあり、まことにもって申し訳ない限りでございます。

とにかく、ノドが痛い。おかげで、昨日、わざわざラジオの方がインタビューに来て下さったのに、まともに声も出ず、これまた申し訳ない。

ちなみに、テーマは「ありがとう」の語源だそうでございます。

語源ねぇ。

ということで、とりあえず、鳩摩羅什訳の法華経に「是諸菩薩甚為難有」(安楽行品第14)とあるのを見せるという、かなりハイブロウというよりは、なんかそれ違うよね的な何かでございます。

いや、別に法華経でなければならない理由はないのですが、比較的メジャーなヤツと考えた次第。とはいえ、世間様的には、経典はおしなべてマイナーなんですが。

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