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金城学院幼稚園とは

園長挨拶

 幼稚園は2012年に設立40年を迎えました。医学博士で解剖学の権威でもある初代園長戸苅近太郎先生は「幼児期は発達の差が著しいので、一斉に並べてするような保育ではなく一人ひとりを大切にして欲しい」と、言われました。「一人ひとりを大切にする保育」は「一人ひとりが神によって創造され、愛し守られているかけがえのない存在である」と言うキリストの愛が土台です。私たちの幼稚園が40年間変わらず、皆様に認めて頂き、愛されてきた大きな理由であると言えます。
 子どもたちを取り巻く環境は、40年間で大きく変わってきました。しかし子どもの本質は変わりません。子どもたちはいつの時代であっても 愛され、自分の力を思い切り発散させて遊べる自由な場所、時間が確保されなくてはなりません。
 子育てに悩むお母さんは、ますます増えていくでしょう。子育ては大変です。しんどいものです。不安、苛立ち、自己嫌悪などを感じることがあります。しかし、それ以上に感じて頂きたいことは、子どもたちの素晴らしさや子どもたちを育てる働きが貴く、今だけの限られたかけがえのない時間であるということです。それは神様が親に与えられた恵みの時なのです。私たちはお母様方と一緒に喜んだり、感動したり、悩みを分かち合い、祈り合うことが願いであり、それが幼稚園の使命であると考えます。
 子どもたちはお母さんの胎内に命として存在した時から、神様に育つ力を頂いています。成長が目に見える時も見えない時も、子どもたちは成長し続けています。神様から託されている子どもたちの存在をありのまま受容し、育つことを信じて待つ保育(その子に今必要な働きかけ、援助、後押しがどのようなことなのかが待つことで示されていきます)。子どもの内面で豊かに育ちゆく、見えない成長に目を注ぐ保育。私たちの園はそのような保育を目指しています。
  

 『わたしたちは、見えるものではなく見えないものに目を注ぎます』    (聖書 Ⅱコリン ト4:18)
 

 子どもたちが生き生きと目を輝かせて遊べる環境や、友達、保育者と信頼関係を育み、関わりながらたっぷりと遊べる幸せな幼稚園生活。子どもたちが神と人とに愛されていることを実感できる毎日。そのような幼稚園であるために、全スタッフで心を込め、保育いたします。                        
                                                    園長   馬渕 宣子

本園の特徴

1.キリスト教をバックボーンにした幼児教育。
 こどもたち一人ひとりが神さまに愛され、生きる力を頂いたかけがえのない存在です。一人ひとりが伸び伸びと個性を発揮し、その子なりの成長が出来るように、さまざまな能力や身体などの成長は勿論、目に見えない内面の豊かな成長を願い教育に携わります。
そのためには保育者がまず、人として謙虚に誠実に神とこどもたちに仕えるものでありたいと願っています。毎朝保育を始めるに当たりスタッフ全員で礼拝し、一日の保育が見えないところで神さまに守られ支えられていることを感謝します。そして、こどもたちに適切な援助が出来るようにと祈ります。
 こどもたちの礼拝は水曜日に行う全員での合同礼拝と、毎日クラス毎に集まる時や食前に、或いは帰りの集まりで讃美歌を歌い、祈り、礼拝をしています。健康が与えられ友達と遊べることや、おいしい食べ物が与えられていることを感謝したり、病気の友達の回復を願い祈ったり、こどもたちは神様の存在を身近に感じ、素直な祈りをささげています。
 私たちはキリスト教が形式や概念としてではなく、毎日の幼稚園生活を通して自然に こどもたちの心に神様への愛と畏敬の念が育まれ、自分と他者を愛し、大切に思いやれる人として成長していけるように援助していきます。

2.3,4,5歳児による混合クラス編成
 1976年に縦割り保育が導入されて以来、現在に至っています。
少子化が進む中での導入でありましたが、この時期のこどもたちの発達は非常に個体差が大きく、その子の発達に即した友達関係が築けること、年上児が年下児を思いやる心が芽生えること、年中児はその間で葛藤や我慢することを経験すること…これは他者への気付きや自己抑制を体得するうえで大切なことです…、年上児へのあこがれや、遊びが伝承されることなど、こどもたちが社会生活を幅広く逞しく身につけるきっかけとなります。

3.異年齢児が関わりながら遊ぶ自主的活動や、年齢別活動を組み入れた保育
 2.で述べましたように、異年齢児が関わりながら遊びや生活を共にすることを大切にしています。同時に週2回の年齢別活動ではそれぞれの年齢に即した課題に取り組み、年長児は幼稚園生活全般のリーダーとして園行事などを作り上げていく過程で、必要に応じて集まります。

4.こども、保護者、保育者で共感し創り上げ、育ち合う「生活の場」
 こどもたちが主体的に遊ぶために、保育者はその子の発達段階や要求を見極めていくことが求められます。遊びを通して適切な援助や後押し、或いは見守ることも必要です。そのために保育者間での連絡やミーティングを毎日行い、多角的な視野でその子の育ちに関わっています。また保護者との連携は必須で、毎日保育後の30分間を担任との情報交換の時間としています。随時園長との懇談も受け付けています。

5.水・砂・土など、遊びの素材や自然に恵まれた環境
 園庭は築山、トンネル、ロープ遊具、色々な果実のなる樹木が育つ斜面を整備した「こども道」など、在園児は勿論、卒園生にも愛され続ける魅力ある庭です。
 山砂、海砂、粘土など数種類の砂を素材に、泥団子や型抜き、ダムや水路作りなど、四季を問わずこどもたちは思い切り楽しんでいます。そして自然は生き物。形を変え、流れ崩れていく山や平場を、こどもたちとスコップを持って修復する作業もまた楽しい遊びになります。また大学の広大なキャンパスの中にあり、四季折々の自然の彩りや香りを五感に覚えることが出来る恵まれた通園路も特徴です。親子で実や花を集めながらのおしゃべりや、虫が怖くて触れなかった子が、緊張しながらも誇らしげにテントウ虫や団子虫を捕まえた感動は、一生、忘れられない思い出になることでしょう。

6.大学との連携
 こどもに関する学科・専攻・研究施設があり、保育者の研修や父母の会の講演会、ハンドベルクワイアによるミニコンサートや、ゼミ生によるミュージカル、劇の観賞、伝承あそびの紹介など 大学との交流の機会を持っています。また心理臨床相談室も設置され、ご希望の方にご案内しています。
 また、講堂、体育館、礼拝堂をはじめ、大学の施設利用により幼稚園行事もさまざまな経験が出来ます。保護者の方には図書館、学生食堂、職員食堂(時間指定あり)、ATM機、コンビニエンスストアなどの利用も可能です。
 構内には遊歩道があり、炭焼き小屋、ツリーハウスなど、どなたでも散歩が楽しめる里山になっています。
 防災面では、常時幼稚園も大学の防災システムに守られ、警備員の見回りが徹底されています。

保育目標

「愛され 育ち合う」保育

・人はみな、神様により創造され、愛され守られているかけがえのない存在であることを伝える。  
・一人ひとりを大切に活かし、その子らしく成長していけるように援助する。
・こどもの自発性及びその活動を大切にして、あらゆる環境や、いろいろな人々と関わる経験を通し、こどもたちが意欲と思いやりをもって、他者と共に生活していこうとする力を養う。
・保護者・保育者が連携を取りながら、こどもたちの成長を支え、見守り、喜び会う中で、互いに育ち合う場とする。

金城学院創立の精神

 金城学院は、2009年(平成21年)に創立120周年を迎え、長い歴史と伝統をもち、現在、幼稚園・中学校・高等学校・大学・大学院を擁する、中部日本で最古の女子総合学院です。
 その創立の精神は、福音主義キリスト教の精神であり、神と人を愛し、主体性と連帯性をもつ人として生きるために、豊かな教養と知性を養うことを志向しています。

金城学院幼稚園の沿革

 1972年(昭和47年)4月開園、4歳児10名、5歳児4名に対し、園長1名、教諭2名で始められました。当時金城学院理事長・戸苅近太郎が初代園長として兼任。医学博士で解剖学の権威でもあった氏は「幼児期は発達が著しく個体差が大きい時期なので、一斉に並べてするような保育ではなく、一人ひとりを大切にした保育を目指すように。」という理念で保育者を指導しました。 
 1976年 第2代園長に西川道子が就任。少子化、核家族化の進む中、こどもたちの発達に沿った主体的な活動の大切さを確信し、初代園長の意志を受け継ぎ、クラスの枠を超えて交わり、自発的に遊ぶコーナー保育や異年齢グループで運動会を行う等の試みを経て、同年度から4・5歳児混合クラス編成とし、主体的な活動を中心とした「縦割り自由保育」に踏み切りました。当時の文部省は年齢別保育を定めていましたが、同年就任の近藤武一理事長の「教育に唯一絶対はない。だからあなた方が一生懸命に学び、最良と思ったなら是非やってみなさい。」の言葉に後押しされ実現に至りました。1982年から3歳児の受け入れが始まり、現行の3・4・5・歳児混合クラスとなりました。
 1995年 第3代園長に内藤徹(金城学院大学家政学部教授)が兼任。氏の尽力により、新園舎建築が実現、園児増員に伴い5クラス体制となりました。
 2000年 第4代園長に加納眞知子が就任。2004年より預かり保育の一端として、年長児から小学6年生を対象に「モック」(造形活動)や2008年に金城学院幼稚園ハンドベルクワイアが立ち上げられました。    
 2009年 第5代園長に馬渕宣子就任。2011年1月・2月に、入園予定の在園児弟妹対象の未就園児保育が始められました。2012年1月・2月には入園予定の在園児及び卒園児弟妹に対象を広げ未就園児保育が行われました。2013年度から通常保育後も幼稚園で過ごすことのできる、預かり保育を開始しました。そして、2017年度5月から満三歳児保育もスタートします。