活動内容

資料紹介

『グーテンベルク聖書』全2冊(復刻版)

1456年頃、グーテンベルクが発明した活版印刷機で印刷されたラテン語訳聖書の復刻版。縦47cm、横32cm、1ページ42行上下全324葉、648ページの大冊。

『ぎゃどぺかどる』(復刻版) (2006年発行)

原本は、上巻が天理図書館、下巻がイエズス会日本管区の所蔵。1599年前半の刊行。表紙に「罪人を善に導くの儀也」と説明が加えられている通り、読者を徳のある生活へと導くための信心・修徳の書である。イエズス会が最も活発に布教活動を続けていたころ、ヴァリニャーノによって刊行されたキリシタン版とよばれる活字印刷版本の一つ。

『破切死丹』(鈴木正三著、1662年〔寛文2年〕発行)

1637年から38年にかけて天草四郎がおこした島原の乱後もキリスト教の信仰を捨てない人は多かった。これは、鈴木正三がそうした信者たちに棄教をすすめるために著したもので、天草全島の寺社に配布された。キリシタン(クリスチャンを意味する) のあて字に用いられている文字も不気味な感じを与える。

『L'Emprire du Japon, tire des cartes des Japonnois』(Chatelain, Henri Abraham作、1719年、銅版印刷)

シャトランによって製作された日本地図。1719年、「歴史地図帳」に挿入され、アムステルダムで出版された。

『SHIN YAKU ZENSHO』(1901年〔明治34年〕発行)

ローマ字の新約聖書。日本語をローマ字で表すつづり方を考案したヘボンは、1880年に新約聖書を完訳し、米国聖書教会のために横浜から出版させたが、これは、その約20年後にイギリス人エフ・バーロットによって横浜で出版された。

『通俗新約物語』(中村吉蔵著、1906年〔明治39年〕発行)

新約聖書全体を物語風にまとめた書。イエスの誕生からパウロの宣教、ヨハネ黙示録の世界までを、挿絵入りでわかりやすく説明している。

『箴言講義』(湯浅吉郎述、1907年〔明治40年〕発行)

旧約聖書「箴言」の分類を試みた研究書。(1)社会的箴言、(2)法律的箴言、(3)実業的箴言、(4)教育的箴言、(5)倫理的箴言及び宗教的箴言に分類している。早い時代から教義の研究が進められていたことがわかる。

『詩篇』(左近義弼訳、1909年〔明治42年〕発行)

旧約聖書「詩篇」の翻訳書。詩篇を「賛美」「追想」「感謝」「礼拝」「経歴」「呪詛」「改悔」「祈願」「皇運」「神政」に分け、内容ごとに分類整理して翻訳している。

『創世記』(左近義弼訳、1911年〔明治44年〕発行)

旧約聖書「創世記」の翻訳書。聖書の訳に語釈と解説が付いている。訳語のことばづかいに時代を感じさせられる。

『明治初期讃美歌』(復刻版)(1978年〔昭和53年〕発行)

明治15年に来日、以来約40年にわたって布教活動を続けた宣教師ジョージ・オルチンが、日本滞在中に収集したもの。文明開化により、日本国内で積極的に布教活動が始まった明治初期に各地で出版された讃美歌集。

『ヨハネ伝研究』(柏井園著、1912年〔大正元年〕再版発行)

新約聖書「ヨハネによる福音書」の研究書。「ヨハネによる福音書」全体にわたって、解説が施されている。第3章16節以下31節までは、イエスの言葉ではなく、著者ヨハネ自身の思想が混在することを指摘している。

『讃美歌』(1913年〔大正2年〕発行)

第一編と第二編からなる。現在、結婚式の場で歌われる101番「いのちとひかりたもう神よ」は、この歌集では、379番「結婚」とあり、歌詞もことなっている。

『日本聖公会祈祷書』(1924年〔大正13年〕発行)

日本聖公会で用いられていた祈祷書。「臨時祈祷」では、「雨のため」、「晴れのため」などの祈りの例文があり、すべてを神に祈り求める姿勢が見られ興味深い。「早祷」(朝の祈り)では、「天皇のため」、「皇室のため」の祈りもあって、時代を感じさせる。