研究所について

ごあいさつ

 キリスト教文化研究所は、今から約20年前の1995年5月、(1)広くキリスト教の宣教とキリスト教文化に関する学術研究・調査を行い、(2)国内外の大学及び研究機関との交流を図り、(3)学術文化の進展に寄与し、(4)本学の教育と研究に資することを目的として設立されました。その時以来、宣教、学術研究・調査、交流、そして教育と研究に関する成果の発表の場として、前期に研究発表会、後期に数回の公開講演会、そして年度末には『紀要』を刊行してきました。また、2006年度以降の紀要は、本ホームページから本学リポジトリにて閲覧いただけます。

 本学の建学の精神は、福音主義のキリスト教に基づく女性のための教育を行うことにあります。キリスト教文化に関わる専門学術の研究を遂行し、その特質を解明することは、建学の精神の明確化と具体化に資するところ極めて大であり、また本学の重要な使命の一つを果たすことでもあります。

 本研究所は、年に数回、国内外の有識者を講師として招聘し、公開講演会を開催しています。2018年度は国際基督教大学教養学部教授のジェレマイア L. オルバーグ氏をお呼びします。オルバーグ先生は、哲学と生成人類学を専門とする碩学で、金城学院大学には、2016年6月の本研究所と生成人類学会会議(GASC)との共同開催の国際学会「第10回夏季国際学会:文化の普遍性・個別性とグローバリゼーション 生成人類学の可能性」、そして11月のスピンオフ、「贖罪、キリスト教=仏教の対話」以来の来学になります。オルバーグ先生による公開講演・討論会(90分)は6月26日(火)16:45開演の予定です。多くの方々のご来場を願うものです。

 また、研究所設立20周年の記念事業として、日本ケベック学会とベルギー研究会の協賛を得て開催された公開シンポジウム(於、栄・金城学院大学サテライト)の成果−−「欧米の現代社会における「脱宗教(ライシテ)」の意義について」−−が、本研究所の学術誌『金城学院大学キリスト教文化研究所』第21号の別冊として刊行されます。これからも本研究所は、固定観念や先入観に捕らわれず、キリスト教という問題の核心に多元的に迫る教育・研究機関としての歩みを続けていくものです。

 キリスト教文化研究所の諸活動の成果は、『紀要』やホームページを通して、ご覧いただくことができます。ご意見などをお寄せいただければ幸いに存じます。どうか今後とも研究所の働きにご理解とご協力をいただきますようお願い申し上げます。

キリスト教文化研究所所長 楚輪 松人