2023年12月21日(木)に「第38回知的財産判例セミナー」が開催され、生活マネジメント学科の3年生が参加し、発表を行いました。

今回のセミナーでは山口大学 国際総合科学部の4年生、追手門学院大学 国際学部の3年生、及び本学生活マネジメント学科の3年生が参加し、株式会社サーティファイの後援のもと、山口大学 国際総合科学部・知的財産センター共催により3大学合同での開催となりました。
なお、当日は今回参加する学生以外に本学科の学生がタイムキーパーとして参加しました。(金城学院大学3年 野々部華帆さん)

山口大学において普段開催されている知的財産セミナーでは、知的財産法研究者や弁護士・弁理士等の実務家が登壇していますが、今回は法学部ではない学生が判例について知識を深めることを目的として学生が主体となって発表する特別企画として実施されました。

本番では20分で判例を分かりやすく発表し、各チームの判例の理解度や説明の明確さ及び考察力を競う企画となっており、チーム分けは各大学の混合チームによるものでした。それぞれ「Twitterプロフ画像事件判決」(知財高判令和3年5月31日(令和2年(ネ)第10010号))、「桜の花びらイラスト事件判決」(大阪地判令和4年12月12日(令和3年(ワ)第5086号))、「医療系アニメーション制作契約事件判決」(東京地判令和5年8月30日(令和3年(ワ)第12304号))について解説し、関連裁判例を参照するなどして考察を行いました。

大学の枠や学年を超えた交流の機会となっただけではなく発表後には各大学の先生などからも評価をしていただくことで、さらに判例について理解を深めることができ、とても貴重な経験となりました。

≪本番の様子≫


≪本学の学生の感想≫

・「Twitterプロフ画像事件判決」チーム(Aチーム)
考察の方向性など意見が分かれたときも多数決で決めるのではなく、全員納得の上で決定できた点についてチームとしての成長を感じることができ良い経験でした。判例発表会を通して見やすいスライドの作り方、チームとして動くときの活動計画の必要性とそれを実現するためのスケジュール管理など判例について以上にグループ活動においてのマナーや基本を学ぶことができました。(金城学院大学3年 伊藤瑞歩)

・「桜の花びらイラスト事件判決」チーム(Bチーム)
分かりやすいスライドを作るためにどうしたらいいか先生からのアドバイスを元に考え、工夫することができたのでこれからのプレゼンの機会に活かしていきたいと思います。オンラインでの発表会を無事に終えることができ、離れた所からでもお互い協力して1つのものを作り上げることができたということで自分にすごく自信がつきました。(金城学院大学3年 鳥居柚香)

・「医療系アニメーション制作契約事件判決」チーム(Cチーム)
今回取りあげることはありませんでしたが他の判例を読み込む機会もあり、判例を読むことに対して抵抗が少し減りました。一つの判例に対して考えを深めていく中で、他の判決も気になり判例についてとても奥深いと思いました。準備や本番を通して、自分がどのくらいこの判例と向き合って、考えたかによって本番の際の自信につながるのだと感じました。(金城学院大学3年 杉谷奈佑)

 

※山口大学及び追手門学院大学の学生たちによる感想等は、以下のリンク先からご覧ください。

山口大学についてはこちらから→https://www.sikaku.gr.jp/bc/pbl/2023/
追手門学院大学についてはこちらから → https://www.otemon.ac.jp/_7622/cis/abroad/report/_17843.html

※※なお、本記事についても、本学教員(末宗達行)の指導の下、本学からの参加者により作成されました。