ご講演の様子

本年11月30日の「協同組合論」(コミュニティ福祉学科展開科目)の授業において、生活環境学部 環境デザイン学科の卒業生で、東海労働金庫で働かれている八田佳奈さんをゲストスピーカーとしてお招きし、「協同組合と金融‐ 福祉金融機関ではたらくということ」というテーマでご自身の仕事内容を具体的にお話いただきました。

多様な金融機関があるなかで、ろうきんは「働く仲間同士でお金を出し合い、自分たちの金融機関をつくろう」という想いで創設された金融機関で、非営利の原則をもっています。八田さんは「人の役にたつ仕事がしたい」と、東海労働金庫へ入社。生活応援運動(生活設計・生活改善・生活防衛)を推進し、金融リテラシーの向上を目指した学習会や負債整理相談などの業務、奨学金借換専用ローンや勤労者生活支援特別融資、社会福祉や社会貢献活動などの仕事内容をご紹介くださいました。

学生たちは一般的な金融機関である銀行と協同組合という助け合いの組織としての「ろうきん」の違いをよく理解し、八田さんの「はたらく仲間やその家族の暮らしに寄り添い、支援する」というろうきんに共感しつつ、自分たちの将来についても考える貴重な機会になりました。

「協同組合論」では、世界最大のNPOである協同組合の歴史や思想とともに生活協同組合、農業協同組合(JA)、高齢者協同組合、労働者協同組合など多様な協同組合の現状を学んでいます。2012年は国際協同組合年でしたが、気候危機、戦争、貧困・格差の拡大が深刻化する国際社会のなかで、相互扶助組織である協同組合をさらに発展させることを目指して国連は2025年も国際協同組合年とすることが決まりました。