金城学院大学大学院 文学研究科

文学研究科[前期課程/後期課程] 英文学専攻

学びのポイント

学習のポイントは、次の4点。
①英米の言語と文学を深く研究するための授業が開講されます。
②英語を読む力と書く力を高めていくための訓練がなされます。
③英語教育に関する授業が開講されます。
④通訳に必要な専門知識を修得し、その技能を高めるための授業が開講されます。
本専攻では、英米の言語、文化、文学及び英語教育、通訳に強い関心があり、研究を継続することを希望する学生を幅広く募ります。
大学院では、少人数制のもとに、ハイレベルで充実した指導を受けることができます。
将来の進路としては、高度な教育技術を持つ中学・高等学校の英語教員、プロの通訳者、英語学・言語学・英米文化・英米文学の研究者などを想定しています。

前期課程の内容

博士課程前期課程では、充実したスタッフによって、英文学、米文学、英語学、英語教育、通訳学の特論、演習が開講されています。

英文学では、エリザベス朝の劇、ロマン派の詩、イギリスの小説など各時代とジャンルにわたり充実した教育と研究を行っています。米文学でも詩、小説、評論の分野にわたり幅広い研究が行われています。

英語学では、生成文法理論を中心に、音韻論、形態論、統語論、意味論など言語の主要な側面についての研究や言語獲得の研究も熱心に行われています。

英語教育では、英語教育の理論とともに中学・高校のライティング活動や学習ストラテジーなどについて実践的研究を行います。通訳学では、通訳に求められる専門知識の習得と高度な通訳技術の訓練を中心とします。

これまでの修士論文(英語)は、英文学ではシェイクスピアの劇、ディケンズの小説からミルンのエッセイまで、米文学ではホーソーン、メルヴィルやトニ・モリスンの小説からキング牧師の思想まで多種多様です。英語学では「英語と日本語のwh疑問文の獲得」「英語の句動詞の意味的・統語的特性」「日本語の軽動詞構文」など、言語理論の諸側面から言語獲得研究まで広範囲にわたっています。通訳学では修士論文に相当する特定課題として、通訳活動報告書も提出されています。

後期課程の内容

博士課程後期課程では、それまでに培われた幅広い文学的あるいは言語学的教養を、高次元の研究領域に収斂し、学問研究を深化させることを狙いとして、その授業科目を「英文学研究」及び「言語学研究」の二部門に分けています。

「英文学研究」では、詩・劇・小説の分野にわたって、米文学をも含めた伝統的な広義の「英文学」を対象に教育・研究指導を行います。17世紀演劇やロマン派の詩研究における本文批評、テクスト解析、詩法、18世紀・19世紀小説研究における小説作法の観点、20世紀小説・演劇におけるテーマ研究などを通じて、個々の対象作品に対する洞察力を養います。

「言語学研究」においては、それまでに培われた基礎的研究能力をさらに高め、言語の理論的・実証的研究を自律的に追求する能力を養います。研究の方法としては、生成文法理論に基づいた理論的研究や比較統語論的研究(コンパラティブ・シンタックス)、及び実験的研究を取り入れています。これにより、創意をもって言語研究に取り組む能力を養います。さらに、言語に関する精深な専門性を要する職業(英語教育、日本語教育、言語発達遅滞児教育など)に必要な専門知識と研究能力も養います。

修了時の要件

2年以上在学し、授業科目につき30単位以上を修得し、修士論文を提出し、かつ最終試験に合格した者には修士の学位が授与されます。

授与される学位

修士(文学または学術)

目指す資格

高等学校教諭専修免許状(英語)、中学校教諭専修免許状(英語) など

※教育職員免許状
すでに高等学校教諭1種免許状(英語)または中学校教諭1種免許状(英語)を取得している者で、英文学専攻の課程を修了した者、または1年以上在学し、計30単位以上修得した者は、高等学校教諭専修免許状(英語)あるいは中学校教諭専修免許状(英語)が取得できます。

先輩の声
大学院で通訳技術を磨き、自己成長を遂げる。

私が通訳と出会ったのは、英語スペシャリスト養成プログラムに入ったことがきっかけです。それ以来通訳に興味を持つようになり、「もっと勉強したい」と思うようになりました。
正直、進学をする時、就職か進学か迷いました。
しかし、「自分の好きなことをおもいっきり勉強できるのは今しかない」と思い、大学院への進学を決心しました。
進学してからは、本格的な通訳訓練を受け、課外で様々な通訳活動を行い実践を積み重ねました。始めは自分の通訳技術に自信がなく、卒業条件である通訳活動目標時間を達成できるか不安でした。
しかし、先生のご指導の下、確実に通訳技術を向上させることができ、さらに、実践を繰り返すことで、自分自身に自信を持つことができるようになりました。
大学院生活は自分との闘いです。何かを極めようとすると必ず困難に直面します。ですが、それを乗り越えた時、今まで見えなかった何かが得られるはずです。
私にとってそれは「自分を信じる力」でした。

大学院は通訳技術だけでなく、人間として大きく成長できる、そんな場所です。

前期課程英文学専攻修了  小島 江理佳さん 金城学院大学 文学部 英語英米文化学科 卒業 前期課程英文学専攻修了 小島 江理佳さん 金城学院大学 文学部 英語英米文化学科 卒業

先輩の声
実戦力に繋がる、大学院での学び。

私は学部に入学した時から、通訳という仕事に興味を持っていました。

通訳とは、自分の語学力と知識をフル活用しながら社会に貢献することが出来る分野だと思っています。
学部の時も通訳ゼミを履修していましたが、もっと実践通訳を行い実力を付けたいという強い思いがあり、大学院への進学を決めました。

大学院では、2年間で最低100時間の通訳実践が義務付けられています。
私もこれまでに様々なところから通訳の委託を受け、法律、地域開発、美容、学術学会など多様な分野での実践を行ってきました。
これらは学部での学びを基礎とした、大学院だからこそ出来る実践の学習であると感じています。

また実践と同時に大学院では、通訳理論についても詳しく学ぶことが出来ます。
ただ通訳の実力を付けるだけではなくその理論や形態を知ることで、より学術的な通訳の側面も知ることが出来ます。
これらの経験から、大学院に進学をしたことで、通訳の実力はもちろん、幅広い分野の知識やより豊かな言語の使い方を習得することが出来ました。
今は日々通訳を通して世界を見る楽しさを実感しています。

今後も更なる向上を目指し、努力を重ねていきたいと思っています 。

前期課程英文学専攻修了  後藤 真紀さん 金城学院大学 文学部 英語英米文化学科 卒業 前期課程英文学専攻修了  後藤 真紀さん 金城学院大学 文学部 英語英米文化学科 卒業

先輩の声
好きだけではできない、けど続けられる

子供の頃から本が大好きで、学部生の時に初めて文学研究に触れて以来すっかり虜になりました。
たった一つの作品から見えるものは限りなくあり、それを探っていく過程はとてもおもしろいものでした。
就職活動が本格的に始まると就職と進学の間で迷いましたが、両親やゼミ担当の教授とも話し合い、今やる気があるのなら今やろうと思い金城学院大学の英文学専攻を選びました。

進学を選んだ根底には本が好きだから、という理由があります。
しかし、娯楽目的の読書とは違い研究は楽しいことばかりだけではありません。
限られた時間の中で成果を出す必要があり、投げ出したくなることは何度もありました。
とても大きなプレッシャーです。好きでなければできませんが、その気持ちだけでできるものでもありません。
しかし、大学院には全力で支援してくださる教授や苦しい気持ちを分かち合える仲間がいます。
決して一人で研究をしているのではない、そんな実感が私を勇気づけてくれました。

そうやって努力し続けて二年。
論文が出来上がった時の達成感は一生忘れないと思います。

前期課程英文学専攻修了  太田 妃早子さん 金城学院大学 文学部 英語英米文化学科 卒業 前期課程英文学専攻修了  太田 妃早子さん 金城学院大学 文学部 英語英米文化学科 卒業

先輩の声
研究の先に得られる充実感と喜び。

今振り返ると、学部生時代の私は英語学の一側面しか知らなかったのだということがよくわかります。英語学の魅力に惹かれて大学院へ進学してから、日本語と英語を比較することで日英の相違がわかり、英語をより身近に感じるようになりました。知識が広がるたびに研究の楽しさが増してゆき、その楽しさから後期課程に進むことを決めました。今は研究の楽しさを日々実感しています。

しかし研究とは、楽しいだけではありません。自分が興味あることも、うまく進まない時には嫌になってしまいます。そんな時に力になってくれるのは、同じ研究をしている仲間、先生、家族や友人などです。大学院では学生がそれぞれ違った角度から研究テーマに取り組むため、研究は自分との闘いです。しかし自分ひとりの力だけでは決して研究は進められません。周りの人の助けがあってこそ、研究が進められるのです。私は、研究を通して、自分の新たな面や周囲の支えに気づきました。大学院は、自分にとって大切なものは何なのか気づかせてくれる、そんな場所です。

後期課程英文学専攻3年  岡本 佳織さん 金城学院大学 文学研究科 前期課程英文学専攻修了 後期課程英文学専攻3年  岡本 佳織さん 金城学院大学 文学研究科 前期課程英文学専攻修了

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